中国ドラマ『雲間の月は輝きて〜運命の恋人』(原題・皎若雲間月/皎若云间月)ドラマレビュー:タイムスリップファンタジーラヴ史劇【佟夢実/佟梦实トン・モンシー】【向昊シャン・ハオ】【王皓祯ワン・ハオチェン】【李岱昆リー・ダイクン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2022年10月24日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『雲間の月は輝きて〜運命の恋人』(原題・皎若雲間月/皎若云间月)ドラマレビュー:タイムスリップファンタジーラヴ史劇、
を紹介するよ。
 
なんでかは謎だけど㊗️日本上陸OA記念だ。
いろいろ理由はあって、てこは去年の秋?冬?頃に見たけれど。
どーにもこーにも困った作品だったのだ。
ぃや、きっちり完走したけれども。
これはレビューしちゃいけないヤツだった。
・・・
でも日本上陸だって・・・
 
見た理由
・出演者がごーか
男①トモシー【佟夢実/佟梦实トン・モンシー】はてこが地味に推してるのはもうみんな承知だよね。
男②は【向昊シャン・ハオ】だが、みなは知ってるかな。
招揺」の@顧晗光だ。
 
レビューしなかった理由
・女どもがウザすぎる
・愛憎が過ぎる
・てこ推しの2人がしょぼい役だから
 
特に序盤の女どものウザさといったらパネぇ。
せっかく日本上陸なのに、序盤で脱落されたら困るじゃん?
本来ならトモシーの知名度が上がるってうきうきしてるはずだが。
・・・
とにかく、トモシー&向昊のお二人を庇うためにレビューを決意した。
 
基本情報
 
監督:郭虎、任海濤
脚本:馬昱璇、王烃、張芷渓
P:高新傑
原作:西子情著《纨绔世子妃》
主演:張芷渓、佟夢実、向昊、程硯萩
プラットフォーム:優酷2021/10/4〜
45分くらい✖️全40集
 
皆さんお気付きだろうか?
脚本を見て欲しい。
どうゆうわけか女優@張芷渓のクレジットがあるのだ。
 
原作に惚れ込んだ主演女優が自ら版権を獲得し、脚本まで練り上げた、長年の夢が詰まった超力作!
 
などと書かれていて目を疑った。
嘘は書くまい。(公式なんだから)
だから事実のはずだ。
こーゆーシステムがあるのかは知らんが、とりま版権って如何程なんだろう?
もっすごい高い気がするんだけど。
 
と言うことは日本でOAされる場合@張芷渓の懐にJPYが入ると言うことなのだろうか?
ぇえーーーーーーー!?
なんかそこはかとなく悔しい・・・
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

皎若雲間月ってどんなドラマなん?

たくさんの男どもにもっすごくちやほやされる女の話だ。
 
そう、間違いなく胸糞バッドなヤツである。
初期設定とかいちおー説明しときますか?
必要ですか?
・・・
女はweb作家だ。
ある日、
「この女の書く小説は、自分の未来に起こることが書いてある」
と、接触してきたあるプリンス。
プリンスは俺様ムーブで女の小説を削除する。
しかし、そのプリンスはなぜか失踪し、関与を疑われた女は逃亡中に古代にタイムワープする。
(泰熙十九年、とあるので架空だ)
 
もう、いいけど。
タイムワープする女主は、職業web作家率が割と高い。
 
古代での彼女のアイデンティティは雲王の娘@雲浅月という王女らしい。
ここはどこ、わたしは誰。
正直この件(くだり)も、もうめんどくさい。
 
で、中身は違う女(web小説家)なので、話の辻褄合わせるために”記憶喪失”って事にする。
女は、まず現代へ帰ることを第一目的とし行動を開始する。
雷に打たれたら現代へ帰れるんじゃないか、でこれ↓だ。
しかしこれでも帰れないし、のっけから事件に巻き込まれており、いきなり皇太子に”斬首”言われとる。
この世界で勃発しているのはロイヤルファミリーのお家騒動だ。
とりまこの世界の皇帝には現在5人の息子が居る。
1人は産まれてほやほやのちーこなので除外しても、ほか4人居るのでいろいろと訳ありの様子だ。
 
男①のトモシー【佟夢実/佟梦实トン・モンシー】は皇子ではなく栄王府世子という設定だ。
男②の【向昊シャン・ハオ】は第4皇子だ。
ヒロインは、いずれ皇太子妃になるという掟のもとに生きている。
で、とんでもない悪女評判だし素行不良の王女なのだが。
皇太子妃になりたくないがためにわざと演技して生きてきた、という背景があるようだ。
 
そんなヒロインをちーこの時から粘着に好きだった設定が男②だ。
男①の設定は、冷たい鉄の心を持つ男で病弱で10年間引きこもり、という変な設定だ。
しかし男①もちーこの時からヒロインとは面識があり、それなりなおもひでもあるようだ。
 
ここで、すでにヒロインは2人のイケメンから愛される図が想像できる。
男②がヒロインが好きすぎなのは最初っからだだ漏れだが。
男①が”すんっ”って顔しながらも、似顔絵描いてニンマリしたりとか・・・
(見たくないけどわかってるけど)もうすでに好きなんだとだだ漏れだ。
 
この男2人は、ヒロインを好きになるのは気に食わないけどイケメンだしかわいぃから全然許容範囲だ。
しかし女となればそうはいかない。
中身が現代の女だから奥ゆかしくない設定だからか、うるさ過ぎでかなわない。
視聴意欲が激下がりだ。
シリアスな背景をガン無視し、タームワープアイテムを探すヒロイン。
このタームは、男①とヒロインが相思相愛にならなきゃいけないタームだから。
ここのハードル(ヒロインウザい案件)を越えれば少しマシになるはずだ、経験から言って。
 
しかしだ。
Newウザい女、新加入だと!?
@拓抜葉倩(中の人、程硯秋)だ。
この女も王女だ。
姓とヘアスタイルでわかると思うが、他国(草原の民)の王女だ。
 
男②に一目惚れするのは自由だが、近づくために姑息な方法を使ってくる。
男②はヒロインにベタ惚れなので、”残念賞”の片想いだ。
しかしこの手の女はこれに(残念賞)に1ミリも気付かないのだ。
なぜか?
 
・”誰かに恋してる”という状況に酔っている
・王女である自分が好きなのだから、相手も当然自分を好きだと思い込んでいる
 
男②が都に帰っても、遠くからはるばるやって来て。
軍営に潜入し男②に迷惑をかけ。
さらには結婚にまで力技でこぎつけた、とんでもない行動力満載の女だ。
恐ろしい事に”相手は自分を好きではないかもしれない”と言う懸念が皆無だ。
 
こんな恐ろしくてウザさMAXの女②とヒロインのダブルウザい現場に辟易することは間違いない。
更にはこの女2人以外にも2〜3人ウザい女が居るのだ。
 
冒頭で、たくさんの男にちやほやされる女の物語、だと書いたが。
たくさんの男にちやほやれるだけではなく、たくさんの男どもをちやほやしてきた女なのだ、ヒロインは。
なので、それぞれの男を陰から”好き”ってなってる女どもの恨み・嫉妬を一身に背負うこととなる。
自業自得だ、言わば。
しかしその女たちのやる事がえげつない。
この女どもの気持ちもわからんでもないが、後宮愛憎モノの様相で見たくはないし不愉快だ。
 
その原因はすべてヒロインの脳みそのせいだ。
実はヒロインには10年近く両思いの相手がいるらしい。
それが男③@夜天逸【王皓祯ワン・ハオチェン】第3皇子だ。
ヒロインはちーこの時から↑の第3皇子と恋仲だったらしいが。
当のヒロインは記憶喪失だ。
 
で、10集くらいで男①から告られ現在は男①と恋仲だ。
しかし、この後また記憶がなくなり。
その時は皇后として男②を愛する事になるのだ。
要するに3股だ。
 
ヒロインの物忘れのせいなのだ。
こんなにも女たちが嫉妬に狂うのも、男どもが恋焦がれておかしくなってしまうのも。
全てはヒロインの失念のせいなのだ。
「ごめん、忘れてた」
なのだ。
 
そして。
そして、ウザいのは女どもだけじゃないのだ。
男どももなのだ・・・
 
男①、これがけっこーひどい。
10集で告ったのは仕方ない、好きになったんだからしょうがない。
しかし、そのすぐ後にヒロインの祖父が親の仇だと判明した。
まぁもはやデフォルトだが。
これは、実は誤解なのだが、この誤解もデフォルトだ。
「まじかよ、敵の孫かよ・・・
やばっ、はやいとこ別れなきゃ」
ってなる。
 
この辺りは、デフォルトの”恋の試練ターム”だろうから仕方がない。
案の定すったもんだの末に、もと鞘に戻る。
「もう離れない」
とかいって結婚式も挙げ(2人っきりで)床入りもする。
 
この”床入り”で見えてくるものがある。
コスチュームドラマにおいて”床入り”は非常に稀だ。
古(いにしえ)の人間は非常に奥ゆかしく貞操観念が強いのでよほどのことがない限り床入りはしない。
ようやくくっついて、着地点が結婚でラスト、という流れが多いのだ。
しかし、この早いタームで床入りと言うことは。
・・・
懐妊しかあるまい。
 
懸念通りだ。
床入りし幸せな日々も少しで終わる。
男①は周りから
「仇と恋愛とかありえない。
仇をとって国を再興させる責務がある」
と皆から責められ、男①は苦渋の決断で別れることを決意する。(床入りまでしたのに)
 
別れた後に懐妊に気付き。
更には、男①がヒロインの祖父の死体の横にいるのを見られ誤解され。
もっすごく拗れた状況になって行く。
 
男②は、腹の子の父親が男①だと承知の上、安心した状況で出産育児ができるように
「結婚しよう」
と言い出し。
承知するヒロインもさいてーだ。
男②にはすでに妃がいて(女②だ)その妃とは仲良し親友なのに。
皆が己の事しか考えてない。
 
そのうち、男②が男①に殺される現場をヒロインは目撃し。
これも誤解だけど、もう拗れは3周くらい巡り巡って捩れまくってる状況だ。
訳あって、またヒロインは記憶喪失なので、男①との恋慕などすっかり失念中だ。
男①が、おじいちゃんと愛する夫2人を殺したにっくき仇になった瞬間である。
 
で、男③もまだ存命でいろいろと不穏なことを画策中だ。
赤子も連れ去られ生死不明だ。
追い討ちとして、男①はちーこ命が自分の子だとこれっぽちも思い至ってない。
 
拗れまくったこの状況は、もう行き着くところまで行きつかない限り解決は望めないだろう。
しかも、悪事を働いた人間がカミングアウトせずに次々と退場だ。
どうやって真相が明らかになるのか、もはや予測不可能だ。
 
この時のてこの心情は
”あ〜み〜とぅ〜ふぉ〜(阿弥陀佛ēmítuófó)”だ。
悟りの境地である。
ただ時が過ぎるのを待つのである。
イライラもしないし、ヤキモキもするはずないし、もちろん”きゅん”など皆無だ。
淡々と事が起き収束して行く様を”すんっ”としたAI顔で視聴するのだ。
皆もここまで観れたら、この悟りの境地が理解できるはずだ。
ここは一つ、ぜひチャレンジしてみて欲しい。
見続ける事、これが大事。
 
そして悟りの境地になったその時
”タイムワープ案件どこいった?”という内なる声が聞こえる。
悟りから急に我に帰り、素早く残りの集数との兼ね合いを計算する。
せっかくの悟りの境地も台無しになるようだ。
試練は続く・・・
 
クライマックスの肝は
 
・ロイヤルファミリーお家騒動の結末
・現代に帰るのか、どうやって帰るのか
 
お家騒動はもう察しがつく。
問題はタイムワープだ。
タイムワープものの現代へ帰るタームは、これにより出来の印象が激変する危険な領域だ。
うまくいけば、男①汚名返上ワンチャンもあるが。
下手すりゃ駄作だし、汚名返上ならずだ。
踏ん張りどころの、まさに正念場なのでしっかりして欲しい。

皎若雲間月てこ監修”イケメン備忘録”

なんでこんな役を・・・な男子@容景【佟夢実/佟梦实トン・モンシー】

トモシー【佟夢実/佟梦实トン・モンシー】だ。
ルックはいつもながら何の問題もナッシングで今回も死角なしの完璧ルックだが。
問題は本作の役柄だ。
わりとひどい。
 
中華なコスチュームドラマにおいて、過去多くのイケメンが侵されてきた毒”寒毒”に侵されている男子だ。
毒に侵され”こほっこほっ”と咳き込む姿は、てこの好物であるのでありがたいが。
どうも様子がおかしい。
女に近づくと毒の影響が強くなるらしい。
・・・
???ふぉ?
 
端的に解説すると、女に接触し”どきどき”すると、冷たい心と反応し悪影響がある、ということの様だ。
なので口癖が
「3フィート離れろ」
だ。
 
過去にも”女アレルギー”とかいろいろあったが、結局のところなし崩しに克服されてきた病気だ。
しかし、今回は”毒”だと言うのだから、解毒薬がない限り克服は無理だろう?
しかし、今回もなし崩しに克服だ。
3フィート?はて?床入りまでしてるがご本人はいたって元気の様子だ。
こーゆー辻褄が合わない脚本は、いくらトモシー推しであろうと許せない案件だ。
こっちも貴重な時間を費やして観てる訳だから、提供する側はもっと真摯に仕事に向き合って欲しいのだ。
 
毒のことは百歩譲って水に流したとしても。
キャラクターのクズさ加減は水に流せない。
いかに宿命があろうとも、自分のした行動には責任を持たなければならない。
この、人として最重要点を疎かにする設定の男主などに
「かっこぇえ〜」
などと言えるほどてこも愚かではない。
 
本来なら、諸手を挙げて褒めちぎるはずのトモシーが、こんなゲスな役をやらされる事に憤りを感じる。
 
しかしながら冒頭のツンムーブにしろ、ヒロインを裏切ってからのツンムーブにしろ。
ジレンマに苦しむ切ない涙や、自虐ムーブ(「そうだ、俺を恨め」的なヤツ)など。
しっかりとした演技力があるからこそのゲスの極みだ。
だからこそ荒ぶりたい。
”この役をなぜ引き受けた?”
と。
 
あ゛ーーーーーーーー
1993年1月22日生まれの29歳、183㎝、69kg。
中国鉱業大学卒業。
 
「青雲志」「別那麽驕傲」「熱血狂籃」「玄門大師」「皓镧伝」「神彫侠侶」「慶余年」「妳是我的永恒星辰」「拝託了!8小時」「青春向前沖」「千秋令」「一念時光」「玉面桃花総相逢」「穀雨奇遇記」(待播含む)

ケナゲな男子@夜軽染【向昊シャン・ハオ】

【向昊シャン・ハオ】だ。
招揺」では世界遺産級イケメンが多すぎてランク外だった。
なので今回が”㊗️お初ランクイン”である。
冒頭は前髪アリで、ヒロインの周りにわちゃついてて報われない臭がだだ漏れだった男子だ。
ウザい女②にまとわりつかれてて、結局女②に情がうつってこっちがサブラヴラインかと思ってた。
しかし、それは大きなまつがい(間違い)だった。
 
ぱぱであるわんしゃんに命じられた結婚なので、しょうがなく女②を娶る。
皆が大好物の”死んだ魚の目の花婿”だ。
本来、報われない枠は、違う女を娶ったらその女をきっちり幸せにしないといけない。
このような状況(好きではない女を娶る)で、心の底でこそヒロインを愛しているが、それでも娶った女にも愛情を注ぎ、娶った女へ幸せを与える義務があるのだ。
しかし、娶った女を幸せにしながらも、本当に好きな女への惜しみない利益を求めない無償の愛を注ぐ、と言うのが、本来の報われない枠の真意である。
だからこそ報われない枠なのだ。
与えるが得られない
これが報われない枠なのだ。
少しでも報われたり、私欲が見えたらアウトだ。
報われない枠には認定できない。
 
本作での@夜軽染は不合格だ。
報われない枠には認定することは出来ない。
なぜか。
それは、好きなヒロインの事ではなく、あくまで己のことを1番に考えているからだ。
女②の事などは、これっぽちも配慮していない。
女②も相手の気持ちなどガン無視した我儘ムーブのカルマなので自業自得だが。
男②も大概ひどい。
 
記憶を消す薬、とやらを女②に作ってくれと頼む。
 
「いいけど、その後あんたとヒロインが離れ離れになったら、あんた死ぬよ」
「それでもいい、おれのものになるなら」
 
・・・
そんな薬の存在も冷笑だが、その後の副作用はしゃれにならん。
ちーこ命誘拐までし、女②の見事な黒化だ。
 
あんなにも明るくcuteに片想いしてた@夜軽染も、己の恋慕に忠実すぎてどんどん変な方向へ突っ走っていく。
最期は、
「俺を好きにならなくてもいいけど男①とうまくいくことだけは嫌だ。
男①の事も絶対に愛さないでくれ」(注:こんなセリフは言ってない、あくまでてこの所見だ、念の為)
って、好きが3周廻って、まわってるうちに目も回ってふらふらになってしまい、着地点でずっこけてしまったのだ。
もっすごいケナゲだ。
全てはヒロインが悪い。
ヒロインはもうとっとと現代へ帰ればいいのに・・・
 
あ゛ーーーーーーーーー
1995年10月8日生まれの26歳、185㎝。
 
鳳囚凰」!ぇ?出てた?とか思ったら@宗越だった。
「平凡的栄耀」は中華な「ミセン」だ。(記事は気長に)
「大周小氷人」「招揺
つい最近(2022/7/6)に大結局だった「花朝秋月夜」は↓
相変わらずブレイクには程遠い明星だ。
しかし一度当たり役が回ってきたら、間違いなく羽ばたける、そんな明星だ。

一番気の毒な男子@夜天逸【王皓祯ワン・ハオチェン】

【王皓祯ワン・ハオチェン】(以下よびなわんちー)だ。
わんちーは㊗️てこブログお初登場明星だ。
 
彼こそが、ヒロインがちーこの時から7年間も恋を暖めてきた第一本命男子である。
しかし、事もあろうにそんな大事なことを綺麗さっぱり忘れてしまってるヒロインだ。
気の毒すぎる。
 
聞けば、彼はぱぱであるわんしゃんから疎まれて、7年間も辺境で外敵と戦い領土を守ってきたらしい。
ようやく故郷に帰れると、愛する女との再会を心待ちにしていた男だ。
7年間にも及ぶ文のやりとりは伝書鳩だ。
その鳩を。
その大事な任務を遂行してきた鳩を。
ヒロインは煮てスープにしてしまってたぞ・・・
気の毒すぎる。
 
彼は野心がだだ漏れてるし、悪事にも手を染めているし、小物感も満載で、明るい未来は1ミリも感じられない男子ではあるが。
彼の身になって考えてみてほしい。
”愛”に関してはいつも真摯であったし、7年にも及ぶ心の繋がりは深いだろう。
それなのに、帰ってきたら
 
「ぇ、あんた誰。
ごめん、覚えてない。
で、違う人好きになっちゃった」
 
だ。
怒って当然だし、可愛さ余って憎さ100倍も理解できる。
 
「思い出した。
思い出したけど、やっぱ男①のが好きだわ」
 
酷すぎるのだ。
だから、皆も彼のことは嫌わないでやってほしいのだ。
 
しかも、最期が女③に刺され退場だ。
酷すぎるやろ・・・
 
あ゛ーーーーーーーーー
1993年10月2日生まれの28歳、183㎝、65kg。
深圳大学影視表演系卒業。
 
「骨語」「問天録」「周生入故」「玉昭令」(待播含む)
 
2015あたりにデビュウだが出演作も少ない。
Newカマーというくくりでいいだろう。
2022の出演作はないようで、心配な状況だ。
がんばれわんちー!

皎若雲間月てこが見た感想

結論から言って、現代へ帰るタームはとんでもない駄作だ。(すみません・ぺこり)
古代編が、とんでも展開ではあるが辻褄はきっちりと合わせてきた脚本だった。(男①の出自やら、一家惨殺事件の真相、跡目争いなど)
 
しかし、雨降って地固まったあとの唐突なタイムワープ案件。
無理くりすぎるし、一番に言いたいのは
「なんで帰るのか?」
だ。
帰る必要ないのでは?
しかももっすごい簡単にさっくり帰れたけど?
 
まぁ、その件(くだり)のおかげで男①の男ぶりが上がったのはいいのだが。
「生涯わたしの愛するのは・・・」てやつ。
 
気に入らないのは、現代に帰ったヒロインが、さらに第二人生を謳歌しようとしている点である。
古代であれだけいい思いをしたにもかかわらず、現代でも充実した愛を求めてる欲深さに辟易する。
しかもだ。
てこは言いたい。
「子供は?子供のことは気にならないのか?」
と言うことだ。
 
そして、タイムワープする前のweb小説の予知の話や、プリンス失踪事件などは華麗にスルーだ。
こんなどーでもいー現代編ならない方がマシだ。
消えてしまうかもしれないが、それまでを大切に夫と子供と精一杯生きる、道を選べばいいのに。
 
それと、どうしても言っておきたい不愉快さが一つある。
それは、てこブログで何度か言及してきた性犯罪系の話だ。
女③だが、この女は”セルフ美人局”で男①を落とそうと目論んだが、人まつがい(間違い)で男③と床入りしちゃったうっかり女子だ。
この、”床入りしたんだから責任持って”は女性を馬鹿にしているといつも感じる。
床入りを武器にする女も居るだろうが、そうでない女も居る。
 
そして、中華なドラマでは闇落ちする理由が”レイプ”というのは、もはやデフォルトだが何時見ても不愉快だ。こんな事されたんだから闇落ちしてもいいだろう、という思考が不愉快だ。
 
この女③は非常に不穏で邪悪ではあったが、己のカルマで男どもに集団強姦される。
これは、ヒロインの実兄が祖父を殺された復讐でさせた事だ。
殺すよりもダメージが大きいだろう、という思考回路なのだ。
その思考回路が正しいか正しくないか、ではなく。
そう言った思考回路を、さもオフィシャルな見解だと大声で言うようにドラマに組み込まれるのが不愉快なのだ。
 
ちなみにそのヒロインの兄が【李岱昆リー・ダイクン】だ。
言わずと知れた@スコーピオン(「山河令」参照のこと)だ。
てこブログではわりと古参で「玄門大師」でもトモシーと共演している。
白髪(白華の姫)」でもちょい役で紹介している。
 
本作は、草原の民のヘアースタイルだが、実はヒロインの双子の兄というとんでも設定だ。
未だブレイクはしてない。
「重紫」「妙偶天成」の待播が楽しみな明星だ。
 
とにかくとんでもなく困ったドラマなのだが日本上陸は喜ばしい事だろう。
しかしこのドラマで男①〜③にがっかりして欲しくない、という願いを込めて。