中国ドラマ『虎鶴妖師録』(原題・虎鹤妖师录)ドラマレビュー:㊗️悪ガキしゃおちー(小七)男主作品!!【蒋龍/蒋龙ジャン・ロン】【張凌赫/张凌赫ジャン・リンホー】【陳宥維/陈宥维チェン・ヨウウェイ】【戴向宇ダイ・シィァンユー】【韓承羽/韩承羽ハン・チョンユー】【劉耀元/刘耀元リウ・ヤオユエン】【張層層/张层层チャン・ソンソン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
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今日は、中国ドラマ『虎鶴妖師録』(原題・虎鹤妖师录)ドラマレビュー:㊗️悪ガキしゃおちー(小七)男主作品!!
を紹介するよ。
【基本情報】
監督:郭虎、趙世堯(B組)
脚本:成方、年剣倫、王格文、張少帥
P:楊蓓(総制片人)鍅征、孟健(執行制片人) 徐冉(執行制片人)張済之(執行制片人)
原著:黄暁達《虎×鶴妖師録》
主演:蒋龍、張淩赫、王玉雯、葉青、何藍逗、陳宥維
プラットフォーム:愛奇藝、2023年10月2日〜
45分✖️36集
とうとうこの日がやって来た(涙)
ずっとずっとてこが追いかけて来た悪ガキしゃおちー(小七)が男主だ。
↑「 しゃおちー(小七役)
この時(2018)からずっと期待を込めて推して来た男子が、とうとうきらきら男子と並んでW主演を務めたドラマがブロードキャストされた。
感謝しかない。
うれしい。
もうひとりの主役はりんほこと【張凌赫/张凌赫ジャン・リンホー】、
言わずと知れたイケメンすぎるイケメン男子である。
りんほファンダムからすれば???なしゃおちーかもしれんが、しゃおちーはりんほと並ぶとちっさく見えるが178㎝あるし。
そりゃ華流イケメンは180以上がデフォみたいになってるが、178でも存在感おっきいので問題なかろう。
ちゃおちーはこう見えてダンスも上等で、巷をにぎわしてるいぼの「熱烈」でもおそらくキレッキレのダンスをしている。(はず、見れてないんっすけどね)
他の出演者は、、、と眺めてみると、お久しぶりの【陳宥維/陈宥维チェン・ヨウウェイ】だ。
こちらは「双世寵妃Ⅱ」以来かもしれない。
彼は「瓔珞」男子でもあり、その時は見事な弁髪ビューティを晒してくれ、てこを喜ばせたものだ。
寵妃〜の時の演じぶりは、わりと危なっかしく見ててヒヤヒヤしたものだった記憶があるが、成長ぶりが如何程か楽しみたいと思う。
他は、汪ちゃん【劉耀元/刘耀元リウ・ヤオユエン】
前回の「護心」↓は残念すぎる造形だったが、今回はどうだろうか。
良い役だといいなぁ。
あとはダイのアニキ【戴向宇ダイ・シィァンユー】
アニキは「三生三世枕上書」でむらさきのモッフを付けてた男子なんだが、お久しぶりだ。
注:てこブログは、おおいなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけください。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
虎鶴妖師録ってどんなドラマなん?
魔物は駆逐される世界。
九尾の虎が世に現れたら災厄が起こる、と噂される九尾虎の置き土産がしゃおちー扮する虎子。
みなしご虎子は、とある村でお世話され元気に育っていた。
開幕時点で、虎子が九尾虎の息子で虎子が虎悪魔だとは誰も知らない。
でも、赤い玉を腹に入れてしまっていろいろするうちに、それ(九尾虎)だとわかる。
魔物は駆逐される生き物なので、捕まえろ、殺せ、と皆から言われる存在である。
・・・
ちょ、待っ、それ、NARUTOじゃん。
まぁ、OPテエマ曲も、日本のufoTable系王道アニソンの構成・コード進行の法則に則った作りだし。
日本のアニメは人気ですからね。
乗っかっちゃう気持ちもわかりますヨ。
しかし、日本のアニソンも最近はちょいと様変わりしつつあり、言うて数年前に流行った感じでしょうか。
まぁそこはそこいら辺に置いとくとして。
虎子が腹に入れた赤い玉は、りんほから盗んだ物で。
それを機に知り合い、最初こそ反目し合うもののすぐさま仲良しになり、生涯知己となる設定だ。
りんほは言わばエリートで、500年デビルスレイヤーのキャプテンとしてやってきた祁ファミリーの跡取り息子だ。
面白いのは、この家系は500年間ふたつの魂を持つ呪いにかかっていて。
身体はひとつ、心(魂)はふたつ、つまり二重人格である。
画像左は”乾(哥哥)”version
画像右は”炎(弟弟)”version
ある時点(儀式)で、どちらがメインになるか決定され、不合格の方は鏡の国みたいなとこに閉じ込められるという、もっすごく気の毒な話なのだ。
ちょっと、まんまNARUTO、では無くなって来た、いい感じである。
虎子は、最初は弱いんだが、なんせ九尾虎なんで内に秘めたチャクラ量はパネぇし、
筆じいちゃんの弟子になって修練して、さらには本作におけるチートアイテム”金剛橛”が腹の中に収まっており。
これは、人形の妖精がなんらかの悪さを企んでて、その計画の一部のようだがこの計画はラスト近く(33集)くらいまで進まないとわからないので、ここでは教えない。
そのチート武器もあるし、とにかく高ポテ男子なのだ。
そして乾は。
真面目な朴念仁設定だが、どうやら心がもっすごく優しくてcoolに成りきれないってんで、ぱぱやおねいちゃんからは疎ましく思われてるみたい。
ばあちゃんは乾推しだけどね。
序盤は、虎子が虎悪魔だから殺せ、と皆に詰め寄られたり、
乾が理不尽に罰を受けたりと、なかなかのストレス具合で物語は進む。
そこでゲスクズ枠を担当してるひとりが汪ちゃん【劉耀元/刘耀元リウ・ヤオユエン】である。
あれ?
格段とルックがアップデイトされてる気がする。
イイデスネ。
ダイエットしたみたいです。
中盤までゲスクズムーブは続くんだが、もう見てて惚れ惚れするスネちゃまぶり。
汪ちゃんぱぱや他の長老もゲスクズ設定だし。
乾のおねいちゃんも邪悪でひどいもんだ。
でもW主役の他にふたり仲間が居って。
その仲間が尊いんですよね。
人間だろうが虎だろうが、虎子は虎子よ。
炎だろうが乾だろうが、乾は一生の友よ、きっと方法はあるわ。(炎かわいそう)
って事で、ずっ友4人組の絆は強く深い。
ここにひとり仲間を増やして5人組にしたい、とずっとてこが思ってたキャラが居るのだが。
それが【張層層/张层层チャン・ソンソン】てこブログお初明星だ。
少年マンガにおいて、仲間のひとりとして必ず居るキャラに”ニヒル枠”と言うのがあるのだが。
例えば「ハイキュー」だと月島、「NARUTO」だとシカマルだ。
本作のそれが↑の@霄雲子である。
彼は寵妃男子【陳宥維/陈宥维チェン・ヨウウェイ】の護衛として、千羽国国王から依頼された凄腕ボディガードである。
いつだって寵妃男子最優先で、どんな時だって寵妃男子をロックオン。
冷静沈着coolな彼は、いつも腕組みをして4人組の話をこっそり盗み聞きしている、そんな男子だ。
いつも王羽千にくっついてるんで自ずと出番も多く、てこに何度も萌えを供給してくれた影のMVPである。
ガードされてる寵妃男子が@王羽千↓だ。
彼は4人(5人)組の中において”癒し”枠として存在している。
戦闘能力も低いし、居ても居なくてもなんら問題はないが、エッセンスとして存在している枠だ。
こう言った存在のおかげで他メンが輝き、魅力的になるのである。
NARUTOでいうところのチョウジポジである。
例えば、虎子は仲間のひとりを好きなのだが。
これが3人組(男2・女1)だと何かと都合が悪い。
しかし4人組(男3・女1)ならば話は違ってくるのだ。
中盤で、乾が人形になってしまうタームがあるのだが。
その時の虎子の心配ぶりは相当なもので、視聴者も心許なくなってしまうのだが。
そんな時、場違いな冗談で場を明るく軽くするのも、この枠のタスクである。
本作では、安心して見ていられるほどスキルは磨かれており、月日を感じた今日この頃。
紅一点のヒロインは王玉雯。
ヒロインではあるが、真のヒロイン枠は虎子であり、彼女は女子ではあるが男前なキャプテンだ。
正義感溢れ情にも厚く、厳しい判断も瞬時に行える。
なんと言っても恋愛脳にならないとこが一番のお気にポインツだった。
「ハイキュー」で言う大地さんポジで、本心はいつも仕舞いこみ皆の調和を考え思慮深い人枠だ。
ヴァランスさいこーの4人(5人)組である。
で、物語は中盤にゲスクズ枠メンらが次々と退場する事態となる。
乾ぱぱも犠牲になり、長老たちも制裁を受けた。
しかし様子がおかしいのは、汪ちゃんや乾じぇじぇ(姉)が反省してるっぽいとこだ。
古式ゆかしい少年マンガとは、”真の悪役は居ない”なのだ。
なってたって未来を担う少年の為の読み物なんだから。
「ONE PIECE」も作中で”殺す”と言う言葉をルフィーは絶対使わない。(とオダせんせが言っていた)
”やっつける”とか”ぶっつぶす”とかで表現しているし。
「NARUTO」において死亡退場したのは、エロ仙人とネジだけだ。
なので、もしかしたらこのふたり(汪ちゃんとじぇじぇ)も改心する流れなのかも、とうっすら思ったものである。
そんな徒然なる思いもぶっとぶ面白ムーブが↓この人形タームである。
お、おれ、乾だよ。
ぇ!?
まじ!?
とんでもなく恐ろしい状態であるのに、シュールすぎて思わず笑ってしまうんだ。
この人形を虎子がお世話するタームは必見だ。
皆も見るが良い。
で、ここいら辺から存在感がマシマシになるのが【韓承羽/韩承羽ハン・チョンユー】だ。
本作はアルビノ設定で、大好きだった女子を人形の妖精に殺されてしまい復讐に燃ゆる男子だ。
何かとチート技を発動し、手始めに死んだ乾ばあちゃんを蘇生させ更にハタチくらいに若返りさせ。
その後は、カンクロウの傀儡師みたいな技で乾の戦いをサポートする重要な役だ。
サクラがチヨばぁに操ってもらったのと同じ原理だ。
でも砂のカンクロウと違うのは、糸は仕込みじゃなくてアルビノそのものが繭(まゆ)体質だったみたいで。
最期はなんと繭になってしまって。
まぁ、わりと肝な役だったんでよかったっすけどね。
で、物語は終盤に、とうとう冥海の先にある嶺峰谷に舞台が移る。
そこには虎子ままのホワイト虎も居るが、ご先祖さまらも居た。
500年前に殉死したとされるご先祖さまが、幽霊だったり生き返されたり不死で生き長らえたりして存在していた。
・・・
こうなってくるとまたもNARUTOの穢土転生、通称”えどてん”を彷彿させる展開である。
詳細は違うが概ね一緒だ。
まぁ、500年前にあったことを知ってる人が居るのは便利ではあるけど。
で、そのご先祖さまのひとりがダイのアニキ【戴向宇ダイ・シィァンユー】だ。
まぁ♡
わりと佳きルックじゃないっすか。
ありていに言って、アニキがラスボスなんだが。
残り数週でようやく人形の妖精の目的もわかり。
ホワイト虎の虎子ままも人間姿に戻れて虎子と涙の再会を果たし。
500年前の真相を追体験する4人組。
と言う感じでクライマックス突入だ。
クライマックスの肝は、
・ラスボス対決
・ふたつの魂の呪いは解けるのか
この2点だ。
虎鶴妖師録てこ監修”イケメン備忘録”
㊗️初主人公な男子@悪ガキきゃおちー(虎子)【蒋龍/蒋龙ジャン・ロン】
㊗️初主人公おめでとうの悪ガキしゃおちーこと【蒋龍/蒋龙ジャン・ロン】だ♡
まずは喜びたい。
こんな日が来るとは、喜びと感謝でいっぱいである。
しゃおちー(「扶摇」)から5年。
数多くの作品でバイプレイヤーとして、そこかしこでいい味を出しまくってたしゃおちーではあるが。
中には出演時間1分などと言うものだってあったんだ。
やはり主役で輝く姿が見たい、そう願って来たてこである。
その願いが叶いとても満足している。
りんほ狙いで見たファンダム達だって、最初こそ???だったかもしれんが。
次々と明かされるしゃおちーのスキルの上等さに、次第に魅了されるはずだ。
”悪ガキ風味の高ポテ男子”ってのは、高確率で好印象キャラなのだから。
まずは悪ガキの笑顔。
この破壊力はまじパネぇ。
屈託のなさが、そこはかとなく中の人とリンクしてしまう不思議現象。
対照的な悪ガキの泣き顔。
誰憚る事ない慟哭の涙。
この破壊力もまじパネぇ。
下手に溜めたりしないから、素直に共感できてしまう絶妙さ。
こういう演技ができる俳優はそんなに多くはない。
おちゃらけやおふざけもお手の物。
その反面まじモードの目ん玉金色ムーブは、勝ち確BGM効果もありめたくそかっけーーーーし。
演技スキルだけじゃなく、ワイヤーアクションも上等だ。
さらには、ヒロイン枠なので皆から愛され心配され、疎ましがってた者でさえ最後は虎子の魅力に陥ってしまう、
まさに無双虎子。
こんな役が出来て本当に良かった。
感謝しかない。
微博:蒋龙_Sunday
1995年3月22日生まれの28歳、178㎝、65kg。
北京电影学院卒業。
歴としたエリートなんだぜ。
ひとり3役な男子@りんほ(@炎&乾)【張凌赫/张凌赫ジャン・リンホー】
てこブログ4回目ランクイン、もはや古参のりんほこと【張凌赫/张凌赫ジャン・リンホー】だ♡
ついこないだ「雲之羽」でランクインしたばかりでまたもやランクイン。
ぃや、これから先、古装のりんほは毎回ランクインするだろうけどw
今回の造形は雲〜より格段と良かった。
厚化粧じゃなく自然なメイクだったし、やっぱり白がお似合いのりんほ。
今回は炎の黒verもあり、あとは人形ムーブもあったのでひとりで3役こなした事になるね。(ならないかw)
炎VS乾、は期待してたけどほんのちょっとしかなかった。
演じ分けも、炎versionがこれまたほんのちょっとしかないのでジャッジできる素材が少なすぎた。
まぁ大まかな演じ分けは出来ていたが、これから真価を問われた時に必要なのは第一に演技スキルだ。
ルックはすでに申し分ないんでな。
そして次がアクションだ。
これからも臥薪嘗胆の日々を続けてほしい。
本作はラヴがほんのスパイス程度しかフォーカスされておらず、それも中学生の恋心みだ。
さらにりんほに女子とのラヴラインはない。
虎子ラヴ、それ一筋であった。
なので恋愛脳ウィルスに侵された様を見せられ、視聴者がイラつく事もない。
ただただニヤニヤしながら、虎子愛を感じればいいのでノンストレスだった。
個人的には、ふたりのりんほで存在感が分散するよりは、鶴となった時の無双感を強調し乾の存在感を絶対のものにしてほしかった、という思いはある。
まぁ、虎子の方も絶対的な強さ、と言うのには最終的に届いていなかったので。
発展途上って事で未来を明るくする、という方向性だったのかもしれない。
いずれにせよ、りんほはいつだってイケメンでかっこぇえ、それは尊い事だ。
しばらくはきらきらうふふ物が続くんだろうが、その中でこのラヴ無し作品は貴重なものとなるはずだ。
ぃやぁ、面白かったっす。
まさか↑この尊い図がフラグになろうとは。
さすがにこんな展開は予想していなかった。
だって少年マンガだと思ってたんだもん。
鶴が神で虎も神。
こんな展開誰が予想できるだろうか。
全てが判った時、仲間はひとり、またひとりと命を落としていく。
終始少年マンガみで綴ってきて清々しく終わる未来しか予想できなかった。
しかし、蓋をかけてみればそこには尊い犠牲が数多くあったのだ。
君たちのことは忘れない。
いつも心の大事な場所に居るんだ。
離れてても心はひとつだ。
そんな余韻が残る良いラストだったと思う。
でも強いて言うなら、鶴虎の絡みはもっともっと見たかったなぁ。