中国ドラマ『護心』(原題・护心)ドラマレビュー:千年霊龍の災難物語!?【侯明昊ホウ・ミンハオ】【王以綸/王以纶ワン・イールン/ライリー・ワン】【关智斌ケニー・クワン】【季晨チー・チェン】【張智堯/张智尧チャン・チーヤオ(ケン・チャン)】【劉耀元/刘耀元リウ・ヤオユエン】【左葉/左叶ズォ・イエ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年11月3日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『護心』(原題・护心)ドラマレビュー:千年霊龍の災難物語!?
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督:何澍培(総導演)、曾暁禹(導演)、韓平(導演)、程箓(導演)
脚本:九鷺非香、王若珂、文宴
P:黄豔紅(総制片人) 胡可(総制片人) 郭璘(制片人) 葉思偉(制片人) 謝昕琳(制片人)
原著:九鷺非香《護心》
主演:侯明昊、周也、王以綸、陳欣予、左葉、関智斌、楊蓉、張智尧、季晨、薩頂頂
プラットフォーム:優酷、2023年5月9日〜
45分✖️40集
 
原著者である九鷺非香さんはとにかく売れっ子。
彼女の原著も大人気だが、その実写化も(いろんな意味で)大人気だ。
彼女は実写化にあたり改編し脚本も手がける事が多いが、今回も脚本を担当されている。
原著者本人曰く改悪した、などと言う話も聞こえたり聞こえなかったり。
 
懸念は、つい最近レビューした「七時吉祥」やちょっと前の「蒼蘭訣」などから判る様にラストだ。
全くもって意味のわからない納得のいかないラストが多い彼女の脚本。
今回こそは、と願いを込めての視聴開始だ。
出来次第ではこの後播出を控えている、「与鳳行」を視聴リストに存続か否かの意思決定に大きな影響を与えるだろう。
 
主役はみん君【侯明昊ホウ・ミンハオ】、顔面偏差値が世界遺産級のイケメンだ。
お相手のヒロイン周也はサンガレ(「山河令」)の可哀想な花嫁だった女子だ。
男②は「月歌行」でにいちゃんを困らせてた厨二男子のライリーくん【王以綸/王以纶ワン・イールン】だ。
あと注目は汪ちゃん(「成化十四年」)【劉耀元/刘耀元リウ・ヤオユエン】である。
スチールみた感じだと↓
キリッと良い感じだけども・・・
言いようもない不安が過ぎるそんな気持ち判るだろうか。
ぃや、なんというか、その・・・普通のイケメン枠では輝けない気がするんだ汪ちゃん。
そんな心配ってわかりますかね?
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

護心ってどんなドラマなん?

開幕はみん君の結婚式。
古装における婚儀は無事に終わることの方が珍しく、婚儀で大事が起きるのがテンプレだ。
今回もテンプレ通り、婚儀で嫁に裏切られぐっさり刺されてしまった花婿みん君。
どうやら騙されてたみたい、みん君。
みん君は千年霊龍でめちゃ強らしく、瞳を朱くして凄んだり、朱く燃える剣で反撃するも、嫁が強い。
嫁はみん君の中にある”護心鱗”が欲しいらしい。
なんでも惚れた男の延命のために必要とか。
・・・
惚れた女子に騙された・・・
くっそ
死んでも鱗はやんねぇぞっ
って事で、その女子(嫁)の手の届かないとこへてきとーに投げ捨てたものの、その身は封印された。
 
その頃、ひとりの生まれたてちーこ赤さん。
どうやら生まれつき心臓に問題があるらしく、神のご加護があります様に・・・と川に捨てられどんぶらこどんぶらこと川の流れに身を任せる赤さん。
そんな赤さんの胸に吸い込まれた護心鱗。
 
それから数年後(多分20年とか?)。
赤さんは、とある玄門マスターに拾われ、その身に護心鱗がある事実も知らずに弟子となってのんびり暮らしていた。
その赤さんがヒロインだ。
しかし、護心の力を使って騒ぎとなり破門。
破門となり下山。
時を同じく、封印されたはずの千年霊龍みん君は普通に復活していて、ヒロインの放った護心パワーを察知し、ヒロインの後をつけ始めた。
 
ってのが初期設定だ。
舞台背景をざっくり解説すると。
この世界には(ランク順)
 
イー:道士(玄門)修行すれば不死になれるっぽい
アル:ふつうの人間
サン:魔物
 
が存在し、魔物は嫌われ卑まれる存在で、玄門とはそんな魔物を退治する機関である様だ。
つまり魔物=悪、玄門=正義、
という公式が当たり前の様に認識されている世界の様だ。
 
千年霊龍みん君は、魔物枠にカテゴライズされるが、裏切った嫁はとある玄門の門主である。
つまり悪と正義CP爆誕だった訳だが、純粋で天使のようなみん君が悪であるはずがないし。
正義と言う名の下に、私利私欲ダダ漏れで詐欺行為をしている道士女子の方が紛れもない悪である事に間違いない。
このジレンマを開幕で見せられ、これが最後まで続くなど、てこの堪忍袋の尾はそんなに丈夫じゃない。
早くも視聴継続の意思が揺らいだてこである。
 
しかし、だ。
みん君のかっこぇえトコもまだちょっとしか見とらんし、汪ちゃんどころかライリー【王以綸/王以纶ワン・イールン】さえまだ出てきてないのだ。
こんな序盤(1集)で躓くわけにはいかない。
 
しかも、だ。
ヒロインを拾い育ててくれた師傅とは、折顔先輩だ。
折顔先輩【張智堯/张智尧チャン・チーヤオ(ケン・チャン)】は、もちろんいぶし銀の将軍とか忠臣とかも演じておられるが、如何せん伝説ドラマ(「三生三世十里桃花」)のイメイジが強すぎてパステルひらひらの白髪枠と認識されつつある先輩である。
今回は神様とか仙人ではないが、やはり不死のパステルである。
折顔先輩が今後、良いか悪いかは別として、なんらか一大事に関わってくることは間違い無い、とてこの勘が言っている。
だから視聴は継続だ。
 
そうこうしてるうちに、みん君は封印されている龍身を復活させるためにヒロインの心臓を刺す。
2回も。
思いっきり。
ぐっさりと。
躊躇なく。
この流れはわりと気持ちがスカッとしますよね。
ヒロインは、漢気もあるしさっぱりしていてわりと好ましいところもあるにはあるが。
みん君のシリアスな背景などガン無視で、金儲けとか飯の事なんかを主に考えているので。
どちらかというと煩わしい。
なので刺されても(殺されても)いいかな、っててこの気持ちはわりと共感出来るはずだ。
 
ところがね。
死なないんですよ、ヒロイン。
2回もぐっさり刺されても護心鱗があるもんで、ピンピンしてるんですわ。
・・・
ギャグなこの流れ。
コメディーかと思わせる愉快な進行は10集すぎ、ぃやなんならラストまで続くのだ。
 
このドラマって、トラオの超話題ファンタジー(「長月燼明」)と同時期のブロードキャストだったし、あちらもファンタジーなもんで、何かと比較されてどちらかと言うとこちらが負けてた感じなのだが。
主役の顔面偏差値は甲乙助け難いが、演出(VFX)が劣ってる説が有力だったのだ。
しかし、てこ所見ではVFXはこちも上等だ。
おそらくは、ファンタジーキャラの造形がチープだ、とそういう感想が多かったのかなと思う。
そんな事ないっすよ?
↑は、千年霊龍の精霊たち。
頭にお花が咲いてるもっすごいメルヘン。
↓は嫁にやっつけられる霊龍。
チープといわれりゃそうかもしれんが、なぜリアルを求めるのか。
ファンタジーはこんくらいメルヘンな方が浪漫があると思うのはてこだけではあるまい(ぇ、てこだけ?)
 
あとは携帯電話みたいなチープなアイテムなんかも多用してて。
こんなところが、優れたVFX効果を相殺してしまってたのかもしれない。
 
2回も刺され(血が必要だった)無事に龍身の封印を解いたものの、まだまだ足りないパーツ(霊龍完全体に成るまで)がある様で、みん君は霊力を集める事が出来ず弱いままだ。
ヒロインの体内にある護心鱗と共鳴するとわりと強い攻撃が出来る。
ヒロインはとっととどっかに行きたい様だし、行けば良いのに、とてこは思ってるが。
例の護心を狙ってる元嫁の対処もあるし、パーツ集めを付き合う事になり。
次は龍角探しへと舞台は移る。
 
龍角が封印されてる町は、魔物は奴隷契約をしないと生きていけないらしい。
とんでもないハラスメントに胸糞が悪くなって、またもや視聴継続の意思が揺らぐのだが。
そんな時↓こんな魔物造形を見せられると
度重なるギャグ仕様に思わず口角が上がってしまうてこなのだった。
ここでの話(龍角奪還)も長いし、いろいろとあるんだが。
基本はみん君とヒロインがいつの間にやら仲良くなって行く、という筋と、
玄門メンたちの正義を傘に来た理不尽な振る舞い、という筋と、
玄門・人間・魔物、の他にどうやら”闇”という悪ものがいる様だ、と言う筋、
この3つの筋を押さえとけば跳ばし視聴でもなんら問題ないだろう。
 
このタームで登場するのがライリー【王以綸/王以纶ワン・イールン】だ♡
んーマンダム♡
彼は黒いもわもわ付きで登場なので闇属性の何からしい。
魔物♡道士CPを探してる設定で、結果キューピット役になってしまってる男子だ。
おかげで↓こんなサーヴィスショットも拝む事が出来る。
みん君の肌。
餅?米?ぃや牛乳ほどの白さである。
 
ヒロインは、みん君が龍角を取り戻すために悪悪(わるわる)パワーをその身に注入しなんとか封印を解く事に成功。
しかしその悪悪パワーが悪さするとかで暴れてて(ほんとにこの件はダルい)みん君は赤焔龍牙というスペシャル剣の封印解きに挑戦。
闇の悪悪パワーを消し去る事が出来るのはこの世でこの剣だけらしい。
その剣が封印されてるのは龍谷。
そこには↑で紹介したあのメルヘンな精霊の子孫が居て、龍谷を守っていたらしい。
 
で、剣には剣の想いがある様で、一筋縄ではいかないそれなりの理由もある。
理由は、なんとなく判る様で判らないものだったし、辻褄も合っている様で合ってない、そんな感じ。
まあでも、とりま力技でヒロインの悪悪パワーは消えたけども。
元嫁が暴れて→イチャコラも束の間3度目のぐっさり、をやられるヒロイン。
 
この時、ヒロインを守ってた護心鱗は無いのでつまり死ぬ。
死んでもいい。
それが100%本心(てこの)
でも死なないのも知ってる。
続かないもんね、死んだら。
 
3日以内に護心鱗を戻せばいいんだと。
でもそれを知らないライリーが闇マスターに助けを求めてしまった。
結果ヒロインは悪悪パワーで生き返り。
・・・
あんなに苦労して悪悪パワー相殺したのに、また注入とか。
 
で、こっからは3回も刺されたヒロインはみん君に対してもっすごい恨み節の始まりだ。
しかもライリーがヒロインに惚れちまったりもして。
ふたりのイケメンがヒロインを取り合う図。
ケナゲなみん君をヒロインが酷く扱う図。
 
ほんとにダルくて視聴をやめそうになったその時。
ようやく汪ちゃん【劉耀元/刘耀元リウ・ヤオユエン】のお出ましだ。
汪ちゃんは青丘の皇子、つまり狐族の王様の息子設定。
狐を連想させるべく、白いモッフを肩に乗せて登場。
しかし・・・残念すぎる、いろいろと。
脳筋の甘ったれた坊で、実力もなく、ついでに・・・(以下自粛)
と、なんでこんなキャラ設定なのか、と荒ぶりたい気持ちだ。
 
汪ちゃんのぱぱ、つまり青丘の王様がお久しぶりのケニーアニキ【关智斌ケニー・クワン】だ♡
ケニーのアニキ、ほんとに妖怪かも?と思うほど若々しい。
こう見えてアニキは42歳なのだよ、諸君。
なんなら汪ちゃんよりも若々しく見えんかね?
てこレビューでは「長相守」しかランクインしていないが、過去に何度もてこを癒してくれた古参イケメン男子である。
今回は一人二役で、きっちりと演じ分けされていて流石でした♡
↑のシーンでは、尻尾が”ぼんっ”と9本出てきてちょっとくらっと来たのだが。
唐突に殉死をぶっ込む意図が1ミリも理解できない。
なぜアニキが死なねばならぬのか。
嫁は悪悪パワー克服で死に、娘も殺され、弟も自死、そしで本人も殉死。
メインCPは何度も死んでも何度も生き返るのに、ここだけ試練担当させるとかまじで意味わからんの。
アニキだけは生き返って欲しい。
 
もうね。
真面目にレビューすんのがきついと言うか、いろいろありすぎて書ききれないと言うか、これ書く意味あるのかなんて思うのだけれど。
と言うのも、散々恨み節を浴びせてたヒロインだけども。
恨み節を聞いて心底しょぼんぬなみん君だけども。
この青丘タームで挙式してるんだよね。
もう物語はどこへ進んで行っているのかもはやわからない。
 
この婚儀のあと、ヒロインは闇の悪悪パワー克服に励む訳だが。
みん君が犠牲になって・・・とかの流ればっかなんだよね。
しかも話の肝である”護心鱗”がチートアイテム化してしまってて、なんとも微妙だ。
つまり、犠牲になって死んだと思われたみん君は、護心鱗のおかげで死なない。
要するに、護心鱗を戻されたヒロインは死なないので、結果みん君も死なない。
というまさにチート理論なのだ。
 
死んだと思ってたみん君が生きてたので、はしゃぐヒロインは恨み節は何処へやら。
恨み節などすっかり忘れて、晴れてイチャコラ全開のスタートでもある。
 
元嫁も氷の刑から復活して、職権濫用が酷すぎる。
この元嫁はもういろいろと突き抜けててヴィランとしては合格点をあげたい。
ねっちり好かれる男子は【季晨チー・チェン】だ。
ちー哥哥だよ。
記憶喪失のせいで結果ふたりの女子を好いてしまった様だが。
なんか残念ね役だよね、今回。
パステルだし。
哥哥の魅力が1ミリも見えてこない。
アクションも上等ですしね、彼。
壊れかけた、もしくは壊れちまったキャラなんか得意なんですがね、彼。
 
で、物語は、と言うと。
折顔先輩たちのせいで死にそうになったヒロイン。
ちょっと前に、みん君は身代わりの術みたいなのをヒロインにかけていて、またもやヒロインを助けるために己を犠牲にしたみん君。
なんか必死に命乞いしたり可哀想ではあるけど、またチート発動だろ、なんて気持ちで見てたのだが。
なんと。
卵になった。
なんと愉快な流れだろうか。
こういう流れはファンタジー特有の浪漫だ。
どんなにしてでも死なせない。
幸せハッピーなふたりにするまでは。
という確固たる信念を感じる。
 
だから巷では闇マスターがあばれて世の中はとんでもない事になっているし。
みんな兵馬俑みたくされてしまってるし。
龍身となったみん君も、もはやこれまで、と息絶え絶えになっているが。
必ずHEになるはずだ。
 
卵からかえったみん君は、形はオトナだが中身はうまれたてのちーこ男子だった。
それはそれでかわゆではあるが、こっからまたもやふたりの絆が深まる様子を見させられるのはダルい。
残りの尺がわずかなので、このタームはさほど長くないのが救いだ。
 
みん君は、最後のパーツ龍心を取り戻し完全体に。
ぇ、龍心ってもしかして心臓?って驚いたのはてこだけじゃあるまい。
なにかと強い(心臓なくても生きてる)さすがは千年霊龍みん君だ。
ちなみにその前に取り戻したのは”動脈”だった。
 
で、完全体のみん君は強いので赤焔龍牙で闇マスターを屠る事に成功したのだが。
実体はないが闇意識は生きており、その闇意識が全てを支配し始める、という訳のわからない状況になる。
この辺の説明もある様でなく、辻褄も合う様で合わない。
つまり意味がわからない。
 
闇マスターの力は強大で、世の中が闇に呑まれて行く。
千年霊龍も瀕死。
折顔先輩を殺されたヒロインも恨みで闇に呑まれそう。
 
クライマックスの肝は、
 
・このまま闇に呑まれてしまうのか
・ふたりの恋の行方は
 
この2点だ。

護心てこ監修”イケメン備忘録”

清流属性千年霊龍な男子@みん君【侯明昊ホウ・ミンハオ】

てこブログ2回目ランクインのみん君こと【侯明昊ホウ・ミンハオ】だ♡
 
前回ランクインは「我就是這般女子」だったのだが、この時は主役がヒロインだったので”お相手”といった感じ。
今回は、キャスト表も一番上だし、なんてたって龍だし。
 
今回は、いろんなヴァージョンで楽しませてくれた。
最初は無口で愚か者のふりをする人間ver。
龍身を取り戻してからは、なにかと落ち着きのないヒロインを大きな心で見守るナイト男子。
純粋で善良でまさに清流属性の眩しい男子なのだが。
かつて道士女子なんかを好いてしまったために、多くの精霊が犠牲になった事を深く後悔しており。
またもや道士女子を好くなど言語道断、と自分を律する悩める男子でもある。
しかし、そんな思いもどっかへ吹っ飛び。
己を犠牲にして死んでしまうとか。
残された精霊たちの事も少しは考えなよ、と思ったのはてこだけではあるまい。
 
しかし、恨み節で虐げられてもケナゲに見守るその姿はなるほど破壊力があるし。
無双verもいいが、卵からかえった後のあどけないウヴなみん君はかなりのエモさだ。
まさにマシマシ全部載せみたいなスペシャル仕様である。
ただね、アクションはイマイチであった。
最近武侠見てたんで、特に気になるアクションの出来。
しゅん君や師にいちゃんなんかと比べると少しキメやコアマッスルが足りない気もしないでもない。
しかし今後の伸び代だと思って期待して待っておこうと思うのだ。
微博:侯明昊Neo
 
1997年8月3日生まれの26歳、179㎝、57kg。
 
「寒武紀」「鎮魂街」「心宅猟人」「突囲」「我就是這般女子」「異人之下」
 
最近(2023/5)にクランクインの「少年白馬酔春風」は期待したい古装だ。

影のMVPな男子@ライリー【王以綸/王以纶ワン・イールン】

てこブログ2回目ランクインのライリーこと【王以綸/王以纶ワン・イールン】だ♡
 
相変わらずマンダムなルック。
黒いもあもあエフェクト付きで登場するので、今回は正真正銘のヴィランかと期待してしまった。
しかし蓋を開けてみたら、ヒロインに横恋慕するも恋愛対象にもみてもらえない。
結果的に恋のキューピット役だったし、ヒロインやみん君をスペシャルな機転で寸でのところで助けるという。
いわば影のMVP枠だった。
 
まぁしかし。
いろんな意味で脚本はおかしなところだらけだったのだが。
ライリーのキャラに関しては、わりと細かく詳しく背景を描いてくれてたので、そこは評価したい。
これでライリーまでぞんざいなキャラ設定なら、じゃぁ他何を楽しみにすればいいの?ってなるので、まぁよかった。
それに比べてラスボスのキャラ設定なんてガバガバすぎて気の毒になるほどだったのだから。
 
気を取り直して、ライリーの事を褒めちぎりたい。
とは言うものの。
つまるところルックなんだが。
だって今回はこれといったアクションシーンもなければ、見せ場もないんだ。
褒めるとこルックしか思いつかん。
最近(2023/8)ブロードキャストの「少女闖江湖」はやはり男②だが武侠なのでアクションも見れそうだ。
これに期待しよう。
 
1996年3月18日生まれの27歳、182㎝、66kg。
 
2015に男子アイドルユニット《SpeXial》でデビュウ。
 
「我与妳的光年距離」「最働聴的事」「九千米愛情」「誰都渇望遇見妳」「初恋了那麽多年」「半是蜜糖半是傷」「月歌行」「擇君記」「挙杯暢飲的姐姐們」「少女闖江湖」

護心てこが見た感想

終わってみれば、千年霊龍みん君に降りかかった災難を描いた物語であった。
 
道士女子に騙され、婚儀でぐっさり刺され封印される。
復活したが、力の源である護心鱗はある女子の体に収まっていた。
取り返したら、その女子が死んでしまう、と言うジレンマ。(自分のために誰かが死ぬとか耐えられないみん君)
一緒に居るうちにうっかりその女子を好きになってしまい。
その女子のために少なくとも2回ほど死に、卵にまでなって生き返った。
しかし、その女子は成り行きで悪悪パワーの主となってしまい。
最後には、その女子は全てを浄化して昇華してしまった。
ひとり残されたみん君は、千年でも待つ、と待ち続けた。
 
という、もっすごい被災バナ(話)だった。
身代わりの術がいつの間にか無効になっているし、護心鱗の存在も空気となった。
守るつもりが守られてしまい、主役がヒロインに挿げ変わるというあべこべな展開に驚きを隠せない。
主役はみん君だったはずなのに。
なぜ世界を救うのがヒロインになってしまったのか。
正直意味がわからない。
 
さらに気に入らないのは、この物語の命題だ。
それは”善悪表裏一体説”であろう。
要するに、”悪”とは皆の心の中にいつも存在しており、それに飲み込まれたら”悪もの”になるよ、と。
自分の中にある”悪”を、やはり自分の中にある”あったかいもの”で浄化しろ、と。
いちいち人に言われんでも知ってる事を、ここまでしつこく言われるとちょっとムカつきますよね。
そして、悪に囚われ闇住人になった者の末路を晒し憐れむ流れ。
てこは悪悪パワーがわりと多めなので、反省もだが身につまされる思いも多かった。
こんなドラマを見て反省などしたくないのに。
損した気分になったよね、実は。
 
そして、懸念通りのラストである。
もう慣れたからいいけど。
これが華流ファンタジー初体験の方なら、驚き訝しみ後に怒りさえ湧き上がってくるだろう。
しかし終わりよければ全てよし、笑う角には福来る、と思って流して欲しい。
しかし、EDに流れる白髪姿がラストとは恐れ入った。
ほんとに華流のOP/EDはネタバレがすぎるので跳ばした方がいい、とアドヴァイスしておこう。
 
ついでに、ひとり紹介しておかなければならない男子が。
それが【左葉/左叶ズォ・イエ】だ。
彼は今(2023/9)超話題ドラマ「雲之羽」に出演中のゆえ(月)公子あらためゆえ長老である。
ドラマの雰囲気が違うと、中の人も別人の様にイケメンに見えるのが不思議である。