中国ドラマ『九齢公主~隠された真実』 (君九齢/君九龄)ドラマレビュー:四男追一女!@白娉婷を超えたヒロイン誕生!?【金瀚ジン・ハン】【杜亜飛/杜亚飞ドゥー・ヤーフェイ】【王佑碩/王佑硕ワン・ヨウシュオ】【蒋龍/蒋龙ジャン・ロン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年10月23日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『君九齢 Jun Jiu Ling』(君九龄)ドラマレビュー:四男追一女!@白娉婷を超えたヒロイン誕生!?
を紹介するよ。
 
ぇえぇえ、わかってましたよ。
「えー、彼が男主なの?」とか
「タイプじゃないんだけど?」とか
「なんかぜんぜんイケメンじゃないよね?」とか
、、、、以下略。
 
ぇえぇえ、わかってましたとも。
先日から「夕月花(今夕何夕)」の放送も始まったが、やはり
「なぜ彼が男主なの?」とか
「@健次のほうがいい」とか
みなさんおっしゃってますね。
我の推しがすこぶる塩評判だということは痛いほど自覚している。
 
彼とは【金瀚ジン・ハン】である。
てこがこよなく推している明星の1人であるし、レジェンド枠は別として10本の指に入るであろう推しメンである。
要するに、てこ推し歴代トップ15にランクインしていると言うことだ。
正直な話、彼はイケメンではないかもしれない。
たまーに、ごくごく稀に”こけし”に見える時もある。
しかもどこから見ても立派な”ヴィラン顔”であるし、皆にディスられるのもわかる。
わかるが、しかし。
しかしてこは知ってもらいたい。
彼の魅力を。
気持ち悪さと紙一重、であるこの男のデンジャラスな魅力を知ってもらいたいのである。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

君九齢ってどんなドラマなん?

タイトルの”君九齢”はずばり女主の名前である。
名前がタイトル、でわかるように九齢無双すとーりーである。
女が無双とか、もう正直いらないんだがクッソ、って感じではあるが。(失礼・ぺこり)
しかしながら、見れば見るほど、物語が進むにつれ。
彼女の言動のかっこよさが際立って、ドラマを見続ける原動力となっていることに気づくのである。
これは驚くべき珍事であると言うことを明記しておこう。(てこ基準)
 
九齢は皇帝の次女(皇女)であったが、現皇帝に父が殺されたことを知り、自分の婚儀の時に皇帝を殺そうとするも失敗。
殺り損ねた九齢は処刑される寸前、神醫君應文(師父)とその娘、君蓁蓁に助け出されるが君蓁蓁が犠牲になり九齢になりすまして焼け死んでくれる。
師父は、九齢を自分の娘と同じ顔・声に変えて、師父の実家の方家で身を潜めることとなる。
君蓁蓁になりすまし、父(元皇帝)の敵討ちを虎視眈々と狙う。
ってのが初期設定である。
 
顔・声をかえるという「三千鴉」と同じような設定ではある。
しかし、@三千鴉のように荒ぶる案件は本作にはない、念の為。
なんといっても女主である九齢が、前述の通り非常にかっこぇえ。(語彙力)
投壺ゲームのかっこよさったらなかったし。
 
ブログタイトルにある”四男追一女”とあるように、4人の男に好かれるわけであるが(悔しいが)
 
君蓁蓁の許嫁である男にも
「実は、、、ぼく、あなたのこ「それ以上は聞きたくないです、ここできっぱりお別れしましょう」・・・」
みたいに、秒ではっきり断る。
ぐいぐい断る。
言葉を言い終わらないうちにかぶせてくるのである。
実にぃい。
 
従兄弟の病気を治すために偽装結婚した時も
「あなたは従兄弟です。(恋愛対象ではない)」
 
幼い頃からのストーカーで、皇女の時に婚儀をあげた元夫にも
「あなたのことは1ミリも好きになったことはありません」
 
いつでもどこでも直球である。
誤解されるような言動もしないし、思わせぶりなことも皆無である。
褒めたい。
 
さらに、彼女はお医者さんなのだが、思考が崇高である。
愚直なそれは、周りの人の心をも動かすのである。
ペスト騒ぎのときに医者仲間をかき集めてきてくれた馮じい。
よう頑張った。
奴隷農民を引き連れて逃げる九齢に触発されて、彼女を監視してたヴィラン手下たちも一緒に助けるのを手伝ったり。
 
さらに、窮地に陥ってる成国公とその民を守るための戦いの軍師的なことまでしよる多才ぶり。
完全に@白娉婷(「孤高の花~General&I」原題・孤芳不自賞、参照のこと)を超えている。
白娉婷の無双ぶりには、荒ぶり案件しかなかった。
なぜだろう。
アンジェラの無双は腹立たしいのに、九齢にはそれがない。
その境目は、やはりラヴラインにあるのではないだろうか。
いつ何時も直球勝負だから、悪戯にこじらせたりしないし。
ギリまで、自分の本当のことは打ち明けない男前さに惚れ惚れする。
そして、「自分を犠牲に」のような独善的な独りよがりさがないのが、非常に好ましい。
 
全40集であるが、九齢が本当の想い人@朱瓚/朱瓒(中の人、金瀚)にカミングアウトするのはなんと33集である。
それまでは、一貫して「私は九齢ではない」と言い続け、一線を超えないように自分を制してきたのである。
これまで我慢してた分、これからのイチャコラがどんな盛大かと危惧したが。
案の定、道端で堂々といちゃついておったが、すぐに次の危機が迫りそんな暇がなくなったのも好ましい。
 
で、残り3集くらいから、例の如く、セオリー通りに怒涛の回収劇が始まる。
 
イー:女を慕う男4人の行く末
アル:父の敵討ち
 
”イー”については、もうほぼ好きな男以外の3人の男どもにはきっちり三行半を突き付けてるわけなので、要はその男どもが、どう自分の気持ちに折り合いをつけるか、ということなので。
まぁ、さほど問題ない。
 
なので残す案件は”アル”の敵討ち問題だけである。
まぁ、盛大な下剋上を期待していいのではないだろうか。
 
で、女を好きな男どもは、次のてこ監修”イケメン備忘録”にて詳しく説明しよう。

君九齢てこ監修”イケメン備忘録”

悪いところが顔以外見当たらない男子@朱瓚/朱瓒【金瀚ジン・ハン】

幼馴染のこの2人、幼い時に再会を誓って別れてからもずーっと好きだった、という初期設定。
中華な古装ドラマあるある設定、というかもはやデフォルトになりつつある設定ではあるが。
正直キモいよね、この設定。
そんなちーこ命の時からの気持ちが変わらず今まで続いてる、ってのがキモい。
 
まぁ、そこは置いといたとしても、当の彼女は敵討ち計画に余念がなく、愛だの恋だの言ってる場合じゃねー、ってことで、ずーっっと「私は九齢じゃありません」を貫き。
なので、彼はずーっっと「ぃや、おまい九齢だし、おれ、わかるもん」を貫き続ける。
 
↑の画像なんかを見ると、イケメンに見えなくもないけど、正統派のイケメンには程遠い。
しかし、ふと見せる↑イケメンじゃないこの顔が。
地元メディアでも酷評されている悲しみよ。
かと思うと↑こんなにも美しい時もある。
そして極め付けの↑である。
恨みがましい目で「いったいお前は何人夫がいるんだ」と責めてみたシーン。
この目である。
ヒール属性だけが持てるヴィランな目である。
夜空の下、蛍舞う幻想的な雰囲気の中で愛を語るその時も、やはりヴィランの目なのである。
想像してみて欲しい。
この冷たいサイコな瞳の奥底に、自分への愛が溢れていると言うことを。
こんな悪人顔なのに、心は善良で、自分に無償の愛を全身全霊で与えてくれる男。
想像しただけで心臓が止まります。
 
キモさとかっこぇえのあわいにある男、それが金瀚ということを強調したい。
 
今巷に溢れてる、きれいなだけの男など興味ないわなどと言ってみたり、、、
ぃやん、なぜか大股開き♡
1993年6月7日生まれの28歳、184㎝、73kg。
北京现代音乐学院卒業、そう彼はsingerでもある。
↓「錦繡未央(王女未央)」
↓「楚喬傳(楚喬伝)」
↓「鶴唳華亭」(記事は気長に、、、)
と見事にヴィラン一色だが↓「夕月花(今夕何夕)」で男主角はそれから脱却。
おそらくはヒールとしてのイメイジが強く、それを払拭できる強力なキャラクターに出会わないといけないわけである。
現代劇なども色々と出てはいる。
が、未だこれと言ったブレイクはしていない。
これから必ず羽ばたく日が来るとてこは信じている。

クリミナル・マインドな男子@陸雲旗/陆云旗【杜亜飛/杜亚飞ドゥー・ヤーフェイ】

こちらも幼い頃からの知り合いで、ちーこ命の時にいじめられてたところを九齢に助けられ、それからずーっっと密かに好きでストーカーしてた設定。
大好きだったあの人をようやく娶れる、はずだったのに。
嫁は皇帝を刺そうとして処刑される寸前になぜかや焼け死んでしまった。
しかも、自分を好いてる訳じゃなくて、単に暗殺に婚儀が都合がいいという理由からだった。
哀れ、、、。
 
でも、彼はさすが長年ストーカーしてただけあって、割と早く「九齢じゃね?この女」ってなる。
そっからがキモい。
好き
好き
好き
を繰り返し、ねっちり粘着に狙ってきて、まじでキモい。
で、とうとう誘拐までしちゃうんだけど。
いつも賢いはずの九齢がこの時は逃げれない不思議。
まぁ、ほかもツッコミどころは大盛りだったのだが、ロープを切れそうなものが割とたくさんある部屋だったのに。
ずーっと囚われのままとか。
かしこクラスなんだから、自力で逃げれるはず。
 
まぁ、その辺は置いといてもいいが。
この手の男は
イー:結局は惚れた弱みで身を引く
アル:最後までクリミナル・マインド(罪なる心)を突き通す
大きく分けて、この2種類だと思うのだが。
彼はどっちだろうね、まぁ、見てのお楽しみってことで。
1991年11月14日生まれの30歳、180㎝。
湖北普通大学卒業。
 
どうやら彼は、デビューが2020年の正真正銘Newカマーのよう。
既視感は↓「武侠探偵”簡不知”(侠探简不知)」
↓「明月曾照江东寒」(未視聴)
上記2本と本作の「君九齢」と「太古神王」4本しか出演作はない模様。(たぶん)
今後に期待しよう。

実は公式イチ推し男子?@寧雲釗/宁云钊【王佑碩/王佑硕ワン・ヨウシュオ】

もともと九齢がなりすましてる@君蓁蓁の許嫁。
科挙も一発合格なかしこクラスで、さらに性根も善良設定なのだが。
他の男どもに比べると、”ぽっと出”感がすごい。
 
最初の出会いが彼にとっては衝撃過ぎでドラマティックだったため、しょうがないと言えばしょうがない。
でも、彼女にこだわる理由が今ひとつ弱いため、他の彼女に群がる男どもに比べると、薄い。
ただの甘えたの坊ちゃんという印象になってしまったのだが。
 
しかし終盤に、皇帝の目を欺くために自分がヒールになるという芝居を打ったり。
ラストにいいシーンを持ってきたりして。
よもや、制作側の公式なイチ推しメンって彼だったんじゃ?という思いが込み上げてきたのはてこだけではあるまい。
納得いかない。
 
まぁ、しかし。
どこをどうとってもイケメンである。
整いすぎである。
これは工事疑惑が浮上するレベルである。
てことしては”自然回帰”を大声で叫びたいところである。
1992年10月8日生まれの29歳、182㎝、64kg。
北京師範大学卒業。
 ↓「大宋少年志」(未視聴)
これも文句なしの美青年って感じだねぇ。
タイプじゃないけど。
 
あとは今播出待ちの@张彬彬の「月歌行」にも出てるらしい。
「大宋少年志」は非常に評判が良く、2季も既にクランクアップしてるようだ(たぶん)
とりま1季を見ないとな、、、

おまけの男子@しゃおちーが生きてたよ【蒋龍/蒋龙ジャン・ロン】

男主角の@朱瓚のお付きの侍従で@张宝塘である。
彼は1集から早々に出番があるのだが。
「しゃおちーーーーーー」
「生きてたーーーーーー」の喜びに沸く(←チガウ)
↑「扶揺〜伝説の皇后〜」(扶摇皇后)の小七(しゃおちー)である。
モグラ族で、”俺の屍を超えてゆけ”的な破格の美味設定で、吊り橋から深い谷底へ消えていった退場劇にもかかわらず。
ラストのナレもなく全くのスルーだったしゃおちー。
無事生きてたか、転生してました。(←チガウ)
 
今回は”被る君”にはならないし、出番も安定していて、てこの萌えポジとして大いに貢献してくれた。
未だ主角には至らないが、このまま脇街道とも思われるがもしかしたら来るかもしれない明星である。
てこの眼に狂いはない、いつでもどこまでも。
1995年3月22日生まれの26歳、178㎝、65kg。
北京电影学院卒業。
エリートだったのか。
 
@楊洋の「全職高手」に出てたのくらいしか覚えてないけど(たしか邦題は「マスターズオブスキル」みたいな感じだった気がする)
ほかも出演してるけど、ほぼモブだね。
がんばれしゃおちー!

君九齢てこがみた感想

誰も死なないし、スカッとする下剋上タイムもあり。
女主の@九齢はどこまでも高潔で美しいし。
なんと言っても、男主の@朱瓚がここぞと言うときに颯爽と駆けつけてきてくれるヒーロー感。
女主に群がる男たちも、4人4様で面白い。
てこの嫌いな嫉妬女による陰謀もなかったし、ある意味ストレスフリーな作品だった。
 
ただ一つ、心配が尽きないのが我が推しの@金瀚がどう見えるか、その一点である。
「これはまずい」角度とか
「これはぇえ♡」とか
もうっ、ほんとに疲れた。
愛ゆえに、である。
 
大事なことだからもう一度言わせて欲しい。
 
キモさとかっこぇえのあわいにある男、それが金瀚ということを強調したい。
 
「今夕何夕」はかませ役がcuteで清流属性の@健次だったので勝ち目は薄いが。
本作は、ほかにこれと言った明星もいないし(ほんっとすんません・ぺこり)
金瀚ってけっこう良くね?」と思ってくれる方が1人でもいて欲しい、そう切に願うてこである。
 
ところで、大結局のEDなのだが。
謎なのだが、この部分がある配信とそうでない配信がある。
見なくとも別に問題ない気もするが。
いちおー貼っとく。