中国ドラマ『天才基本法』ドラマレビュー其の2:クライマックスターム・チーズ裴之降臨【雷佳音レイ・ジャーイン】【張新成/张新成チャン・シンチェン】【王宥鈞/王宥钧ワン・ユジュン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
今日は、中国ドラマ『天才基本法』ドラマレビュー其の2:クライマックスターム・チーズ裴之降臨、
を紹介するよ。
基本情報や第1〜3タームまでは其の1を読むがいい。
てこが夏期講習中で辛いながらも、リアタイを楽しみにしていたドラマである。
何が嬉しいって、ジャックとシンちゃんの期待に違わぬ良演ぶりだ。
それぞれが、ストロベリー&チーズワールドの二役なのだが、その演じ分けが神レヴェルだ。
ステキング♡
レビューのために速攻2巡目トライしたが、2巡するとロジックの綻びなども発見する様になった。
とは言うものの、結果大満足であったし。
season2も可能では?というラストであった。
※てこブログは大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけください。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
天才基本法クライマックスターム
チーズ裴之が、ストロベリーワールドで手に入れた謎の手紙。
これこそがパラドックスアイテムであった。
いよいよストロベリージャックのアルツハイマーは深刻な状況となり。
大切なことを思い出せずにいる。
そんな時に降臨したのがチーズ裴之だ。
この手紙は、パラドックスアイテムではあるものの。
チーズワールドからストロベリーワールドへのパラレルワールド旅行アイテムでもある。
それをパラドックスアイテムに変換できたのは、裴之が天才だからだ。
このアイテムは↑画像の朝夕ままに由来するものだ。
ここで、チーズワールドで朝夕は孤児だったが、ストロベリーワールドでは朝夕は大事に育てられてきた、という違いの理由も明らかとなる。
このアイテムを知る事で、チーズ裴之は様々な可能性を計算する。
そして”最善”に行き着くまでの公式を導き出すことに成功する。
さて、チーズ裴之の考える”最善”とは一体何か。
・・・
この点が、てこが一番萌えたポインツである。
バックグラウンドとして
まずはチーズワールドにおける朝夕&裴之の歴史は悲しいものだった、というのが一つ。
もう一つが、そこに居ない人はどこに存在するか問題、を覚えているだろうか。
其の1で言及しているが、チーズ朝夕は何処に?の時である。
ビデオレターでその答えがわかった訳だが。
ネタバレなので言えないが、つまりはチーズ裴之はストロベリー裴之の状況をしっかり把握できている、という事実がある。
言い換えるとチーズ裴之は、ストロベリーワールドにおける愛する朝夕の苦悩を知っていると言う事だ。
要するに
・チーズワールドに未練はない
・ストロベリー朝夕を助けたい
この2点を達成する事がチーズ裴之の考える”最善”なのだ。
一見すると、チーズ裴之がただ己の欲望で乗っ取った様に感じるが。
愛するが由に”良かれと思って”とった行動なのだ。
「お前より(ストロベリー裴之)僕の方(チーズ裴之)が役に立つよ」
なのだ。
こんなにも悲しい愛がここに存在する。
天才基本法てこ監修”イケメン備忘録”
どっちのぱぱも素敵な男子@林兆生【雷佳音レイ・ジャーイン】
ジャックこと【雷佳音レイ・ジャーイン】である。(注:「長安十二時辰」参照のこと)
↑はストロベリージャックで、ついでに23歳の大学生だと思い込んでる時のお姿だ。
どきどきしてしまうほどの優しい笑顔だ♡
ストロベリーワールドでは会計士をしながら男手一つで娘を育てる優しいぱぱ。
朝夕が善悪の区別をしっかりして善良に生きていけるのも、ぱぱジャックのお導きのおかげだ。
一方、チーズワールドジャックは↓これだ。
長髪でバイクマンのわりとぶっ飛んでる設定だ。
娘なんて居ない、と言いつつも情が移って何かと面倒を見るツンデレ男子だ。
ジャックも天才なので、朝夕がストロベリーからチーズに変わった事に、もちろん気付いてる。
それでも自分の娘だと、愛情たっぷりに見守ってきたこちらもやはり優しきぱぱだ。
ジャックは、ストロベリー&チーズの2役だけでなく。
記憶障害による”体はオトナ心は23歳”の甘酸っぱい青春時代。
さらにはアルツハイマー症状悪化による”ぼんやり&ぼけ”状態。
と4種ほどの役柄の演じ分けをやってのけている。
ジャックは1999年に瀋陽に新設された芸術学校が、ジャックの地元鞍山でモデルを募集してることを知る。
当時180㎝くらいあったジャックは応募して合格し、芸術学校で数年間学び、ついには名門上海戯劇学院に進学する。
しかし、そこで1年上の先輩に胡歌が居た。
「・・・
やべぇ・・・
おれのルックって・・・
胡歌パイセンに比べりゃう○こじゃん・・・」
と、大いにショックを受け、顔で勝負はできなさそうなので、とりま実力つけなきゃ、ってことでもっすごい努力をしたらしい。
卒業後は数年間舞台で修行し、その後ぽつりぽつりと映像の仕事も入る様になる。
しかしその後も順調とはい言い難い受難の時代が続くのだ。
共演者が問題を起こしたり、エンタメ界もここ十数年の移り変わりは激しい。
しかし、その激動の時代に多くのキャラクターを演じたことで、図らずも自分の役者としての軸が出来上がっていく。
そして30半ばで「我的前半生」(2017作品)が大ヒットとなり、現在に至る。
てこは@長安でのジャックに惚れ込んでしまってるので、今後ジャックがどんな役をしようとも、どんな作品に出ようとも、いつでも全力で褒めちぎる意気込みなのだが。
できれば皆さんもジャックのことを見てやって下さい。
1983年8月29日生まれの38歳、184㎝、70kg。
上海戯劇学院卒業。
ドラマ
「修羅 黒衣の反逆(繍春刀II)」「長安十二時辰」「精英律師」「在一起」「我們的新時代」「功勲」「人世間」「相逢時節」他多数
苺orチーズ、あなたはどっち派な男子@裴之【張新成/张新成チャン・シンチェン】
@ちぃ兄ちゃん、シンちゃんこと【張新成/张新成チャン・シンチェン】だ。
ストロベリーシンちゃんはボクサーやんなぁ♡
数学ラヴなのにボクサー。
で、ドイツ留学。
天才だけど、脳みそはわりと危うい感じ。
という、もっすごいハイスペック男子だ♡
チーズシンちゃんはと言うと・・・
ボクサーでもないしドイツ語も喋れんが、ピアノ・・・♡
さらには↓この様に
ヤバめの目つき♡
「改めて自己紹介するよ。
初めまして、ストロベリー裴之くん、チーズ裴之です。」
なんってステキなヤバさだろうか。
さらにはおそらく苺より天才だ。
と、こちらもハイスペックだ。
シンちゃんは、こーゆーヤバめ男子演技がもっすごく上等だ。
さらに、ストロベリーもチーズもどっちもポーカーフェイスなのだが。
きっちりと演じ分けていて、同じ顔、同じ声、同じ表情なのに別人だとわかる仕様に、素直に感嘆する。
どっちのシンちゃんもステキだが、選ばないと地球が滅亡するよ、と問い詰められたら。
・・・
”チーズシンちゃんで”とお答えしまっす♡
↑は、ようやく再会できたストロベリー朝夕をハグする姿だ。
チーズ裴之の悲しい恋慕が切なくも愛おしい。
泣ける。
しかし、この悲しさのおかげでチーズ裴之ぱぱは死なずに済んでる。
ストロベリーワールドでは悲しい恋慕がない代わりに、ぱぱは犠牲者となる。
この対比がもっすごく辛く切ないのだ。
シンちゃんは、今回はまさにハマり役であり彼のポテンシャルが十分に発揮できたと思う。
鬱屈さを上手に演じる反面、たまーに見せるcuteな笑顔のギャップ萌え。
「デートって言っても、どんなとこ行けばいいのか・・・」
なんてのがたまらなくおぼこくて佳きであった。
1995年8月24日生まれの26歳、180㎝。
中央戯劇学院卒業。
「相愛穿梭千年2:月光下的交換」(実はこれ@張暁晨が出てるんですよね、記事は気長に・・・)
「大宋少年志・第2季」「冰糖炖雪梨」「以家人之名(家族の名において)」「蝸牛与黄鹂鳥」
「回廊亭」
「県委大院」(待播、これはなんと@胡歌主演だ)
もっすごく活躍中のシンちゃんをこれからもご贔屓のほどお願いしまっす。
癒しな男子@紀江【王宥鈞/王宥钧ワン・ユジュン】
㊗️てこブログお初の【王宥鈞/王宥钧ワン・ユジュン】だ。
パチパチーーーーー
実は「驪歌行(大唐流流)」に出てたのだが、当時はあまりにモブだったのでランク外だ。
ちなみにヒロインの弟役だった。
ユジュンくんの今回の役どころは”報われない枠”だ。
第1タームでヒロインと一緒にパラレルワールド旅行をした男子だ。
子役の傅铂涵くんの演技も素晴らしかったが、
存在が癒しだ。
告るも秒でフラれ、それでも諦めずに周りをうろつき、クライマックスタームでは渾身のサポートをするもやっぱりアウトオブ眼中だ。
中の人ユジュンくん(王宥鈞)は、ちーこの頃はやんちゃで成績も悪かったらしい。
しかし渾身的にサポートしてくれる姉ちゃんのおかげで、高校では成績も優秀になったらしい。
高校時代に周潤髪(劇団ひとりみたいなチョウ・ユンファ)に憧れ、中国伝媒大学に入学したが、専攻は放送学だった。
彼の人生が一変したのは2016の映画「撃戦」に出演した事だった。
その後は順調にキャリアを積み上げて現在に至る。
芝居がきっかけで人気者になった人も居れば、何年も映画に出演しているが未だに知られていない人も居る。
これはエンタメ業界では一般的な事だ。
しかしユジュンくんは、インタビューでも
「結果には拘らない」
などとまさに若い発言をしているヤングボウイである。
彼のチャームポインツは何と言っても八重歯だろう♡
今後歯並び矯正とかインプラントとかしないで、このまま自然回帰で突っ走って欲しい。
1997年1月16日生まれの25歳、188㎝、75kg。
中国伝媒大学卒業。
「西遊記女児国」「拾光里的我們」「神経家族」「我的卡路里男孩」「外星女生柴小七2」「如果還有時間」
天才基本法てこが見た感想
ラストはいささか興醒めであるが、あちらでは当局の意向というものがあり。
それこそ”オトナの事情”だろう。
しかし、ラストは綺麗に終わっている。
ロジックの綻びとして
イー:別の世界へ旅行している場合、元の世界時間は進んでいない。
ならばチーズ裴之がストロベリーワールドで生きることができたなら、チーズワールドはフリーズしてしまうはずだ、と言う点。
アル:紀江は一度並行世界旅行を経験しているのだから、第2タームでストロベリー朝夕が再びチーズワールドへ来た時に気付くはずだ、と言う点。
などと挙げてみたが、そもそもどっちが先よ、っていう根本的な問題がある。
なので深く考えずとも良い気もする。
ストーリー全体の核となるポイントは、二重の時間と空間の設定だ。
その時空を乱す旅人が、ヒロイン朝夕だけでなく〇〇もだった、というストロベリージャックの告白。
こんときジャックはアルツハイマーなので説明が拙く今イチよくわからなかったが。
それを裏付けるチーズ裴之の説明は衝撃的だった。
てこの推理が全て外れてた事はここだけのヒミツだ。
ストロベリー朝夕がヒロインであり、彼女の変化が丁寧に描かれているが。
やはりてこはその後のチーズ朝夕&裴之が気になって仕方がないのである。
続編を熱望する・・・