中国ドラマ『安楽伝』(原題・安乐传)ドラマレビュー:一族の汚名を晴らすために奮闘する女子バナ【龔俊/龚俊ゴン・ジュン】【劉寧宇/刘宇宁リゥ・ユーニン】【裴子添ペイ・ズーティェン】【秦暁軒/秦晓轩チン・シャオシャン】【陳濤/陈涛チェン・タオ】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『安楽伝』(原題・安乐传)ドラマレビュー:一族の汚名を晴らすために奮闘する女子バナ、
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督:成子瑜(総導演)、李宏宇(導演)、馬華干(導演)、蘇飛(導演)
脚本:趙玄、黎欣然、陸星璇、冷雪
P:梅子笑(総制片人)田芳(制片人) 梅青海(制片人)孫魚洋(制片人)
原著:星零《帝皇書》
主演:迪麗熱巴、龚俊、劉宇寧、夏楠、裴子添、竜水婷、尚新月、秦暁軒、白氷可、李淑婷、陳濤、王奕婷
プラットフォーム:優酷、2023年7月12日〜
45分✖️39集
 
待ちに待ったごん【龔俊/龚俊ゴン・ジュン】の古装劇。
サンガレ(山河令)から待つ事2年。
ようやくブロードキャストされた事をまず喜びたい。
 
しかしタイトルでわかる様に主役は女子である。
演ずるのはらば(迪麗熱巴ディリラバ)だ。
らばのことは、特に嫌ってる訳ではないし、とりま飛び抜けたお美しさとスタイルでアクションも上等の人気女優。
ごんのお相手としては十分すぎるほどの女子だ。
 
ごんとらばなのでこのドラマはほぼ間違いなく日本上陸するだろう。
そこで嬉しく思うのは、このドラマにはてこがわりと推しているぺい【裴子添ペイ・ズーティェン】も出演している。
つまりぺいの知名度をあげる事が出来る可能性が大きいのだ。
なのでぺいが良いキャラクターであります様に・・・という願いを込めて視聴開始だ。
 
注:てこブログは、大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけください。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

安楽伝ってどんなドラマなん?

まずね、始まってすぐに思うのはらばのメイクがいささか白塗りが過ぎる件。
まぁ素がおキレイなんで耐えられるが、なんでこんなん白塗りにしてるのか。
吹き出物でも隠したかったんだろうか、などとも思ったが終始メイクは硬め(麺)・濃いめ(味)・多め(脂)の家系ラーメンみたいなメイクだった。
 
まぁそこは置いといて。
ざっくり初期設定をお知らせすると。
物語の舞台となる大靖という国は、もともとD家(帝Dì家)とはぁん家(韓Hán家)が共同で設立した国の様だ。
で、はぁん家が皇帝に付き、D家は家臣となっていた。
しかし皇帝は10年前、D家が謀反を起こしたと難癖をつけ一族(8万のD家軍も含む)を皆殺しにしてしまう。
長女の梓元も殺されそうになるが、間一髪で皇太子が
 
ぼくの許嫁だぞ。
皇太子妃になる女子なんだから殺さないで。
 
と助けられ、命は助かったものの山奥に追放され生涯都には戻れない身となってしまう。
 
10年後、皇太子(ごん)は今でも許嫁を想い続け似顔絵を描く日々だ。
しかしもう昔の事すぎてどうもうまく顔が思い出せない。
なのでいつでものっぺらぼうの似顔絵を描いている。
そんなごんが海賊退治に出かけた時に出会ったのが@任安楽(らば)だ。
しかしこれは偽アイデンティティで、本当は山に追放されたD家の長女その人だ。
らばは自分が率いる水軍3万(の一部)を使ってあっという間に海賊退治完了。
ご褒美に太子妃にしろとごんに迫る。
なんだかんだで皇帝へのお目通りまで叶い、3万の水軍お土産付きだし私を太子妃に、とお願い。
でもまぁそれは・・・普通無理でしょ、となり、とりまここで働いてみて、って事で大理寺に就職する。
 
その辺を画策してたのはるおダーレン(洛大人)だ。
るおダーレンは宦官みたいに見えるが、刑部に勤めるやり手の尚書だ。
るお家(洛Luò)は、代々D家に仕える忠臣ファミリー。
この10年、陰日向でらばを支え、らばの中央での足場を築くために尽力して来た男子だ。
もちろんらばの事をずっとねっちり好きだったに違いない。
 
らばの大理寺での最初の標的は古ファミリー。
ここんちのスネちゃまが、やりたい放題で犯罪を犯しまくってるので成敗する事に。
ごんと一緒に捜査したり罠を仕掛けたりしながら、僕にはフィアンセがいるから・・・というごんを、
まぁいいじゃない、私の方がよっぽど魅力的よ?と入れ食いで攻めてくるのがらばだ。
ウザいっちゃウザいが演技だし、影でのるおダーレンとのやりとりは別人の様にcoolなんで、許容範囲。
そうこうしながら、段々とごんがらばに惹かれていくのはデフォルトの流れだ。
 
この件は、スネちゃまは死刑のはずが流刑に減刑されたりはしたが一応は片が付き。
お次はごんの嫁選びへと物語は進む。
ここで本物のD梓元は大理寺で働いてるらばなんで、身代わり偽物の出番だ。
なんと、10年前から身代わりで山に籠らせてる女子がいるらしい。
この女子が、ようやく山を降りれるって大喜びで、ついでに皇太子妃になれる、って浮かれてる。
そこにぴったりとくっつきお世話してる男子がむーちん(慕青Mù qīng)だ。
中の人は【秦暁軒/秦晓轩チン・シャオシャン】という男子で、もっすごくイケてるわりとNewカマーな男子で。
てこの記憶が確かなら「芸汐伝」に出てた気がする。
 
むーちんは、るおダーレンの部下でずっと身代わり女子を監視する役目だったのだが。
どうやら偽物に恋心を抱いている様で。
ちょっとお仕事が疎かになってる男子で、とても残念だった。
身代わり偽物女子も気の毒ではあるが、むーちんの気持ちを知ってか知らずかボディコンタクトが多すぎる。
手を握るなっ。
てこはこんな感じの女子は好きではない、苦手な部類の女子である事は間違いない。
 
D家の娘を皇太子妃になど出来るか、とお怒りなのは皇帝だがそれより激おこなのが太后だ。
どうしても、と言うなら名前を変えろだなんだ言うてましたが。
偽物女子は、もう名前なんてすぐ変えますから、もう何でも言う事聞きますから、と太子妃に認めてもらう気満々でゴマスリ中。
 
ここで、辺境で国境を守ってたごんの妹@あんにんごんじょ(安寧公主Ānníng gōngzhǔ)が都へ帰ってくる。
どうやら彼女(あんにん)は、10年前のあの日に決定的な秘密を盗み見てしまってる様だ。
その事がらばはじめD家への罪悪感となって10年彼女を悩ませている様だ。
元々ちーこの時は親友だったらばとあんにんは、出会ってすぐに意気投合。
秒で親友認定。
あんにんの護衛として㊗️ぺい降臨【裴子添ペイ・ズーティェン】は、たしか6〜7集あたり?だったかな。
寡黙な腕の立つ護衛という設定だが、ちょいちょいあんにんと見つめ合うムーブがあり。
互いに意識してる風だ。
身分を超えた恋などを見せられるのか、などと危惧した皆さん。
報われないまま恋心を封印し殉死、などと言う筋書きが頭に浮かぶだろう。
しかし安心してください。
キャスト表を見ると、ぺいにはふたつの名がある事がわかる。
それは@冷北と@莫北だ。
これは何を意味するのかと言うと、つまり一人二役と言う事だ。
要するに、本当のアイデンティティを偽りあんにんの側に居ると言う事なのだ。
 
嫁選びタームは思いの外長く、嫁選びパーリー開催は19集。
他にも嫁候補は居て、そのうちのひとりが北秦の公主だ。
北秦とは過去に何度も大靖国にちょっかいを出して来た問題国である。
その公主がぺいのことを哥哥と呼ぶではないか。
つまりぺいは北秦の皇子であると視聴者がわかるのが14集くらい。
皇子が5年も護衛業?という疑問。
おそらくは庶出の皇子とかだろう。
その後程なくして、北秦出身である事を隠し大靖の左相に収まってる者が、D家滅亡のシナリオを作っていたことも視聴者には明らかにされる。
 
と言う事は?
ぺいは愛と責任との間で揺れ動き、葛藤を封印して愛するあんにんに刃を向ける日が来るのか?
そうなのか?
と心躍ったてこなのであったのだが・・・
まぁそれがどうなったかは・・・見てのお楽しみ、っつう事で・・・
ぃやはや、なんとも・・・まぁ・・・その・・・
 
愛?そんな事より敵討ちよ。
嫁?そんな事より一族の汚名を晴らすのよ。
 
ってスタンスだったらばだが、崖落ちしたり池入浴(ごん)を経てとうとう自分の気持ちに気が付いてしまう。
ごんも(あんにんも)らばの正体に気付いてはいるのだが。(気付くの20集くらい)
互いにはっきりとは(気まずいのか)確認せずに、もっすごく遠回しな言い方で
 
君を守る
 
とか言ってるけど。
このような場面で”切ない・・・”と胸をキリキリさせる視聴者など居るのだろうか。
てこは居ないと思う。
 
よく考えてみて欲しい。
今この段階で身バレする事は、敵討ち計画を台無しにしかねないのに。
身バレする様な剣舞を舞うなど、気付いてくれ、と言わんばかりの行動ではないか。
なんとも納得しかねる。
この時のらばの気持ちを代弁すると。
気付かれたら困るけど、偽物を愛されたらいささかムカつく。
なので少し動揺させたい。
そんな邪な気持ちが1ミリくらいはあったと思う。
 
そしてごんだ。
こちらはこちらで、偽物が偽物だとわかっているが。
Dの名前は今後もらばを苦しめるだろう。
苦しみは偽物に背負ってもらって、らばは安楽としてのんびり過ごして欲しい、と。
そんな気持ちなのだ。
・・・
わかりますかね。
ここで一番気の毒なのは偽物女子だ。
偽物女子を思って可哀想、と胸を痛める視聴者は居ると思う。
流石にこの背景で、相思相愛なのに結ばれない運命、と悲しめるほど視聴者の脳みそはお花畑ではない。
 
まぁ、でも崖落ちから救助されるまでの束の間の幸せタームが終わると。
10年前の案件で復讐標的のひとりである古さんを利用し漁夫の利を得ようと企んでる北秦側の企みも、うっすらとだが見えて来た。
X DAYはどうやら太后の誕生パーリーになるようだ。
お誕生会と一緒に太子妃冊立も同時に行うようだが、それぞれがそれぞれの思惑を持ってその場に集う。
 
・らばとるおダーレンは、この日のためにD家軍の生き残りや、証人をコツコツと探していた
・偽物女子は、D家の過ちを認め太子妃として認められる事を楽しみにしている
・北秦サイドも計画あり
 
とこんな感じでいざパーリー。
結局このパーリーでらばは自ら身バレ。
太后の企みも明らかとなり、D家の冤罪は確定した。
・・・
ってか太后のやってる事、言ってる事、動機、全てがしょぼい。
ってかさ、らば、その勅令書持ってたのならとっくに冤罪証明できたのでは?とか思うんっすけどね、、、
まぁそれは置いといても、ここでとりま口約束で皇帝は3日後には世間にこの過ちを公開して、D家の汚名を晴らす、と言ってたが。
そっからまた何集かかけて、皇帝&太后のクズさゲスさをてんこ盛りにし。
いささか呆れて来たところで、ごんが皇帝の代わりに慰霊碑に叩頭し、ごめんなさい、D家は悪くなかったです、って事が天下に知らされる事となる。
 
話は前後するが、太后の悪さがバレた後に謎の熟女と会ってたのだが。
なんとそれは大靖の建国者のひとりであるD家のばあちゃんのようだ。
ぇ?なに?
らばとごんが崖落ちして行方不明だった時に、謎の手紙を見て、るおダーレンが大叔母が来たならもうだいじょぶ、とか言ってて気になってたけど、そのお方?
ちょっと待って。
全てを知ってる者が居るのに、なぜ10年も?という疑問はどこにぶつければ良いのだろうか。
てこの中文理解力が残念なせいで混乱しているのだろうか。
まぁぃいか・・・
 
気を取り直してレビューを続けるが、ここでD家の無念は晴らされた訳で。
もうこれで復讐劇は終わりなので、あとはごんとの仲がうまくいけば良いだけか。
などと思ったらおおまつがい(大間違い)。
まだ北秦関係が残ってるし、31集だもんね。
もうひと波乱来るはずだ。
そして、1度は諦め別れたふたりがくっつく何らかの動きが出るはず。
そこに絡むのは、間違いなくぺいだと確信している。
 
こっからの流れは残りの尺もわずかなので、巻きで進む怒涛の展開。
あんにんは、D家の汚名が晴らせて今までの後悔の念に終止符を打ち、気持ちを新たに辺境へと戻っていく。
時を同じくして、ぺいの妹が都で焼死すると言う事件が起きる。
偽装だが、この事件で戦争開始の大義名分が出来る。
どうもおかしい、軍にスパイがいるはずだ、と疑うあんにん。
そして意外にあっさりぺいの潜入がバレるのが32集くらい。
こっからのぺいはまじで・・・(後でじっくり語ります)
 
戦争勃発でごんも前線へ出向く事に。
そんなん聞いたら黙ってられないらばはお手伝いに参上で再会。
スパイ活動のおかげで絶好調で城を落としていく北秦軍。
そしてあんにんが・・・
 
ぃやぁ、てこは女子は褒めないスタイルだが今回は褒めたい。
良い女子でした、ほんとに。
中の人、夏楠さん。
 
10年前の後悔。
もうあんな後悔はしたくない。
自分の信念はぜってぇ曲げねぇ。
死んでも降参なんかするもんかっ。
 
っていうね。
NARUTOみたいな気持ちの良い女子だった。
胸熱すぎて泣きました。
それに比べてぺいの・・・(はぁ、、、ため息)
 
〜からの、この原因を作ったるおダーレンが責任を問われる事に。
まぁ毒杯ですから。
例のアレだと、華流古参勢は皆思ってたはずだが。
それに気付かないのはらば。
まんまとるおダーレンの思惑通りに、D家軍を再編し怒涛の進撃。
まぁかっこいいっすよ、らば。
配音さんがこれまた優秀でねぇ。
 
強すぎるD家軍を国民は讃え、そうなると皇帝がまためらめらとジェラシーマンと化し。
暗部をらばに差し向け。
ぺいはD家軍に恐れ慄き、ドンであるらばを狙う。
みんなから狙われたらばは僕が絶対守るんだ、のごん。
2度目の崖落ちです。
 
安心してくださいーーーーー崖落ちは生きてるよーーーー、って教えてあげたいけど。
てこの声はらばには届かない。
らばは悲しみのあまり白髪に。
ちょっと・・・なに、この展開。
ごんはやっぱり生きていて、でも目が見えなくなってた。
ちょっと・・・なに、この展開。
もうあと残り2集なんだが。
北秦(ぺい)との決着ついてないんだが。
面倒な事はもうそのくらいにして次進んで欲しい。
 
ってな感じでクライマックスへ。
 
っとその前に。
これまで崖落ち(2回)もあり、○日後に目覚める毒杯、毒で目が見えなくなったり、ショックでいち夜にして白髪になったり、と。
数多くの古装あるあるをぶち込んでいる本作だが。
未だチートアイテムが登場しない。
今回は無いのだろうか。
しかし、中盤からるおダーレンが突如としてこほこほと咳き込んだり、終盤には豪快な喀血ムーブもある。
聞けば残りわずかな人生だと言うでは無いか。
おそらく今回のチートアイテムは、るおダーレンがらばの為に丹精込めて育てている青い花だと思う。
これで、ごんの目やるおダーレンの病気を治せるはずだ。
そしておそらくは、ごんorるお
ひとり分の薬しか抽出できない、とかの設定じゃなかろうか、とひとり考えているてこだ。
 
って感じで、今度こそクライマックスへ。

安楽伝てこ監修”イケメン備忘録”

性格が良すぎる男子@ごん【龔俊/龚俊ゴン・ジュン】

お待たせしましたのごんこと【龔俊/龚俊ゴン・ジュン】だ♡
 
レビュー中はごんにフォーカス出来ずにいたが、ここでは思う存分褒めちぎりたい。
 
前半は水軍引き連れてるらばに、ぐいぐい攻め込まれてあたふたおどおど。
服も脱がされるし(女子より色白ごん♡)身動き取れずに抱き付かれるし、水中キスもされるし。
もう攻められまくりにたじろぐごん。
こんなんされたら、否が応でも意識し始めるが、大前提が
 
僕にはフィアンセがいるから。
生涯僕はあの女子しか娶らない。
 
という確固たる誓いがあるのだ。
暇さえあればらばから貰った赤い碁石をすりすりしながらD嬢の似顔絵を描いている。
心と行動が裏腹で、そんな自分を律したい悩めるごん。
ぃや同一人物だから、と教えてあげたい。
らばがD嬢だと知らぬはごんだけで、いささか気の毒ではあるが。
あの毒BBAと毒ぱぱの元で、よくもまぁこんなに性格の良い男子に育ったものだ。
10年前の後悔から一念臥薪嘗胆の日々が彼をこんな風に成長させたのだろうか。
 
しかしながら、そんな清流属性の優等生にはあまり心が動かないてこだ。
可愛い顔して裏でもっすごい邪な企みを働いていた老温の魅力には到底叶わない。
それでもだ。
キャラの魅力が無いのにもかかわらず、それなりに見せてくれる、それがごんだ。
らば一人称の作品なのに、ごん推しが伝わる衣装替え。
髪型も時々に変えるしね。
全てにおいて美しかった。
矢に射られて木にもたれかかってる時の美しさたるや。
巷にはごんの顔(鼻)がいやで・・・などという人もいるが。
は?
寝言は寝て言え。
起きてる時に言うな。
って感じっすよ。
好みの問題だろうしそこは自由だ。
好きなのも自由だし嫌うのも自由だ。
しかしこき下ろす必要はない。
今回の役柄はあまり魅力的ではないし、なんなら拗らせてる融通のきかない頑固者で邪魔な感じさえあったけども。
そんなのはしょうがないよね。
自分で作ってる訳じゃないんだからさ。
 
待ちに待ち焦がれた古装がこんな役で心底残念だが、裏を返せば次作品を”次こそは”と待つ喜びをもらえたと。
なんてポジティブシンキングで応援したい。
微博:龚俊Simon
 
1992年11月29日生まれの30歳、186㎝。
東華大学卒業。
 
醉玲瓏」「絶世千金」「絶世千金完結編」「山河令」「指尖少年」「妳好,火焰藍」「而妳剛好髪光」「沈睡花園」「盛勢
 
待播「我要逆風去」「狐妖小紅嬢月紅篇」「風過留痕」

猫背な男子@るおダーレン【劉寧宇/刘宇宁リゥ・ユーニン】

てこブログ3回目ランクインのゆにん(yǔníng)こと【劉寧宇/刘宇宁リゥ・ユーニン】だ♡
 
あのおいしい役@白愁飛(「説英雄誰是英雄」参照のこと)の記憶も新しいうちに、
またもやスペシャルなキャスティングに両手をあげて喜びたい気持ちでいっぱいだ。
 
本作のるおダーレンとは、数多の報われない枠の中でも群を抜いて報われないなかなかに好ましい役だった。
冒頭は謎風味男子で、目的のためなら犠牲も厭わない計算尽くしの男子かと思いきや。
誰より誠実で誰よりも胸熱な男子だった。
D家のために誠心誠意仕え、当主の約束を胸にひたすらにらばを支える日々。
しかし、どれほどに頑張ったかを伝えるような事もしなければ強制するような事もしない。
らばが自分で選択し進んでいけるように、いく通りもの道筋を用意しサポートして来たのだ。
言うてこの10年を思えば、ごんの入る隙などないはずだ。
それなのに・・・
らばの人の見る目のないことよ。
 
るおダーレンの配下の女子もこの上なく好ましい女子であった。
君らふたり。
もう少しわがまま言っても良かったと思うよ?
これほど尽力して来た人は他に居ないはず。
 
るおダーレンは、キャラの魅力もさることながら。
中の人のゆにんの造形がことの他お気に入りだ。
@白愁飛の時はビハインドだった”猫背ぎみ”が、今回は逆にアドヴァンテージ。
窮屈そうに立ってる姿が、自分の心を大声で叫べない窮屈さとリンクして、なんとも萌える。
ゆにんは190近くの大男で、小さい時から何となく窮屈に生きて来たんだろうな、などと根拠のない想像をしてはひとり悶えてたてこなのだった。
 
彼は言わずと知れた《摩登兄弟》のシンガーだが。
今回ももちろん原音だ。(ごんやらばは配音)
いいっすよねぇ♡
 
1990年1月8日生まれの33歳、189㎝、70kg。
 
「終極筆記」「長歌行」「説英雄誰是英雄」「做自己的光」「功勲」「恋愛的夏天」
 
待播「天行健」「折腰」「楽遊原」「紫川」「一念関山」

悲しい・・・男子@ぺい【裴子添ペイ・ズーティェン】

てこブログ古参のぺいこと【裴子添ペイ・ズーティェン】だ♡
 
レビュープロローグに、おそらく日本上陸するだろうからぺいの知名度があがってうれしい、などと書いたが。
なんと言う事か。(完走する前に書いてた部分)
見終わった身としては、日本上陸などしてほしくない、とさえ思っている。
それほどに残念すぎる役だった。
 
てこはヴィラン好きで、なんなら主役よりヴィランに恋焦がれてしまう事など日常茶飯事だ。
なので敵国の皇子で、悪さを企んでたって良いんだ。
突き抜けれるならとことん突き抜けてくれたら、ヴィランの応援もし甲斐があるってもんだ。
あんにんへの恋心で大局を見失うような事になっては、残念極まりない。
なので、自分に凪かないなら死あるのみ、ってスタンスはまぁいい。
 
その後が悪い。
毒を使うとか卑怯?
そんなんじゃないっすよ。
命かけてんだから毒使ったって一向に構わない。
構わないが。
きちんと散らせてやってくれっ、ってのがてこからの心からのお願いだった。
 
散らせてももらえないって、なんのいじめか。
これは悪口さえ言ってもらえないただの悪い人で終わってしまうパターンである。
せめてだ。
唯一の見せ場?だった崖落ちタームでフェイドアウト、の方がなんぼかマシだった。
その後も出てくるんだもんなぁ。
とんでもないゲスムーブで。
ぁあ・・・記憶から消し去りたいほどの役だった。
 
寡黙さの中に見え隠れする優しさを醸し出してた前半。
メイメイ(妹・公主)とのやりとりも微笑ましく、そう、こんなぺいもいいよね、なんて呑気に思ってた自分。
途中皇帝暗殺の刺客がぺいその人であり、お手当てされてるスチールに惚れ惚れもしてた自分だ。
身バレ後の造形なんて、さすがぺい、イケメンが漏れてるぜっ、と喜んだ自分を叱りたい。
これほどぞんざいに扱われるキャラなど、あまり見た事ない。
 
ぺいよ。
それでもてこは今後も応援を続けるよ。
だからがんばれ、ぺい!
微博:裴子天
 
1990年6月17日生まれの33歳、182㎝、68kg。
北京電影学院卒業。
 
玄門大師」「皓鑭传(コウラン伝)」「新白娘子伝奇」「大唐女法医」「全世界都不如你」「甜蜜暴击」「暖暖,清多指教」
 

安楽伝てこが見た感想

残り2集の酷さと言ったら、最近では群を抜いていると思う。
北秦との決着戦がクライマックスだと思っていたが、華麗に外れた。
ごんの目を治す事に費やされた2集。
なぜだか死ななければならなかったあの女子。
あの女子の存在意義に、居なくなってから気付くるおダーレン。
そんな事を描きたかったのかもしれんが、そんな物は欲していない。
るおダーレンとあの女子が幸せになるところを視聴者は欲していたのに。
なぜ悲しみ担当だけにしてしまったのか。
しかもるおダーレンは、それはそれ、であり、やはりらばが最愛の人なのだと思うんだ。
なんて中途半端な脚本だろうか。
 
そしていたずらに軽蔑されるであろうぺいの役柄。
もっと愛されるべく背景を丁寧に、画策を詳しく、葛藤をねっちりと描いて欲しかった。
 
このドラマは出演者が少ない。
いつも”いつメン”(いつも同じメンバー)で成り立っている。
本来そう言った場合、出演者が少ない分キャラ建てを念入りにするのが常套であるのに。
その尺を、メインのきらきらうふふに使ってしまっているのだ。
その煽りを食って、ほかの出演者のキャラは薄っぺらいものとなる。
 
さらにはエピローグ、7年後。
屍の上に築いた幸せで、太平の世になった、と言われても”よかったね”と思えるほど単純ではないのだ、視聴者は。
なぜあの青い花が満開なのだ?
あれがあればるおダーレンの余命も伸ばせたのに。
北秦はどうなったのだ?
あの後戦はしたのか?
それとも自滅したのか?
ディディ(弟)は結婚後どうなったのだ?
見事にD家を再興できたのか?
 
ドラマでの1番の盛り上がりタームは、太后誕生パーリーでの身バレムーブだったと思う。
あれで終わりで良かったんだ。
しかし、本作には原著があり。
どうしても安楽の女太閤記としての体裁を保ち、かつラヴを盛り込む必要があったのだろう。
それならば、太子妃→皇后というありきたりな流れではなく。
D家ばあちゃんのように、一歩引き。
”愛し合ってるが最後まで一緒になる事はなかったふたり”として描いてくれたら、少しは感動したかもしれない。