中国ドラマ『少女闖江湖』(原題・少女闯江湖)ドラマレビュー:内功0ゼロZERO女子がヒーローに!?【吳希澤/吴希泽ウー・シーザー】【王以綸/王以纶ワン・イールン/ライリー・ワン】【李卓鑷/李卓钊リー・チュオチャオ】【黄塏翔/黄垲翔ホァン・カイシャン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『少女闖江湖』(原題・少女闯江湖)ドラマレビュー:内功0ゼロZERO女子がヒーローに!?
を紹介するよ。
 
【基本情報】
 
監督:周彤、代夢穎
脚本:蘇素、璃華
P:王風(総 王辰
主演:徐璐、呉希澤
プラットフォーム:愛奇藝、2023年8月31日〜
43分✖️24集
 
タイトルでわかる様に少女が主人公の武侠ドラマである。
少女が主人公は気に入らないが、ライリー【王以綸/王以纶ワン・イールン】が男②だってんで視聴決意。
ちなみに男①はてこブログで既に2回もランクイン済みのシーザー【吳希澤/吴希泽ウー・シーザー】であり。
つまりイケメン枠はこの上なく上等なので、いかにヒロインが気に入らずとも見続けられるはずだ。
 
とはいえヒロインが徐璐。
年のことは言いたくないがアラサーが少女役、おそらくは古装なんで15とか16とかの設定じゃないんだろうか。
徐璐といえば今までにてこを大いに荒ぶらせてきた女子だ。
「九州·海上牧雲記」もイラついたし↓
月歌行」↓での彬彬との剣のお稽古とか、まぁ見てて気分悪かったよね。
今回は男前ふたりに愛されちゃったりするんだろうか。
出来ればライリーはサブラヴラインだといいなぁ、などと思いつつ視聴開始だ。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

少女闖江湖ってどんなドラマなん?

物語は、武林宗派の五岳門が新しい掌門を選ぶよ、って事で立候補者を募って大会を開催したところから始まる。
そこへ颯爽と鈴をたくさんつけた傘をひらひらさせて降臨したのが、五岳門の一大権力者である霍青流のひとり娘だ。
先に勝ち上がってた男子を難なくやっつけ見事に優勝。
優勝したんだから掌門ね、となるはずが。
女子なんで、、、ごにょごにょ。。。とぱぱは歯切れが悪く。
 
ぁーー、そうだな。
掌門になるからには婿とってそれなりな感じにしないと。
 
などと言いだし、急遽お婿候補選手権を開催する事になった。
そこに車椅子に乗った、われらがシーザー【吳希澤/吴希泽ウー・シーザー】が参戦する。
開幕では、↑この様に車椅子で、武芸も出来ずお調子者のついでに卑怯者みあふれる設定で登場。
 
ヒロインの夢は、いずれ江湖を渡り歩き人々を助けるヒーローになる事だ。
江湖とは言わずと知れたカオス地域であり、危険がわんさかあるし、
加えて、この古(いにしえ)の時代の女子とは、家の中に籠り家族のための下働きを義務付けられている身分だ。
もちろんヒロインんちも御多分に洩れず、箱に入れて大事に大事に育ててきた我が娘。
江湖の旅になぞ行かせられるか、って大反対のぱぱ。
しかし、娘はちーこの時出会った仮面ヒーロー”叉侠”に言われた一言を座右の銘にして臥薪嘗胆の日々を送ってきた。
その一言とは
 
自分の力で切り開け(女だからと守られてるだけじゃダメだ、とヒロインは解釈)
 
だった。
その一言を胸に刻み、江湖への旅への一歩となるはずだった掌門の座。
しかし、”オトナの事情”で婿を取らねばならぬとは、なんとも皮肉な流れである。
 
この婿選に参戦してきたもうひとりの男子、それがライリー【王以綸/王以纶ワン・イールン】だ。
んーマンダム♡
 
ライリーはヒロインとは従兄弟で幼馴染。
ちーこの時から粘着にヒロインを好き続けてるが、ヒロインの方は”兄”として慕ってるだけでつまりは”ライリー独りよがり”というテンプレ仕様である。
 
古参なら早々にに気付くのが、ヒロインがちーこの時に会った仮面ヒーロー”叉侠”は、シーザーその人であると言う事だ。
なのでライリーではなくシーザーとヒロインは愛し合うはずだ。
しかしシーザーは車椅子登場なので、はなっから”圏外”認識されている。
 
で、シーザーはちーこの時から病弱で、師傅の作る秘薬がないと生き続けられないという厄介な背景があり。
その師傅が拐われてしまい、ちまたでは多くの武林で活躍する大侠らが行方不明になる事件も多発しており。
その事件に五岳門が関係してるのでは?と疑ったシーザーと弟は潜入捜査に来たらしい。
 
そのシーザーの弟役を紹介しよう。
卓くんこと【李卓鑷/李卓钊リー・チュオチャオ】だ。
この男子がこれまたいいんですわ♡
もちろんイケメンなのだが、ボケた演技がとてもcuteなのだ。
 
彼ら兄弟は秘密裏に捜査を進めていて、つまりヒロインの事など眼中にないのだが。
事あるごとに出会い、どさくさで一緒に行動する様になるのはもうデフォルトの流れなのだし、不可抗力なのでこんな序盤で荒ぶるわけにはいかない、と自制するてこなのだったが。
ひょんなことから、卓くんとヒロインが手合わせする事になり。
ヒロインに内功が全くない事に兄弟は気付く。
 
では、開幕のあの掌門の座をかけた戦いで見せたあの武功は一体なんだったのだろうか?
・・・
この件は最後まで説明される事なく完璧なるスルーだった。
・・・
しかし、そんな事に文句をつけるようなドラマではなかった。
このドラマはコメディであり、おおいに笑える愉快なドラマだったのだ。
 
まずはヒロインの実家のぱぱと哥(兄)、そして家臣たちの愉快な事。
ぱぱは【王崗/王岗ワン・ガン】(右)さん。
そして哥の【黄塏翔/黄垲翔ホァン・カイシャン】
彼らは全力でヒロインを愛し、ヒロインを守ろうと必死こくのだが。
7年も蓬莱島で修行したにも関わらず、少しの内功も会得できずに帰ってきた娘を傷つけまいと、
彼女に内功がある様に家族皆(家臣も)でヒロインを茶番で騙してた。
一見すると胸糞悪い話だが、その茶番が非常に愉快なのだ。
彼らは、時には血糊などの小道具さえも用意し茶番を繰り広げ、日々”ヒロイン無双劇”を演じ続けていたのだ。
まぁ、結局バレて、落ち込んだり(ヒロインが)もするが。
すぐにポジティブシンキングで頑張り始めるウザいタームもあるにはある。
 
さらには、イケメン兄弟(シーザー&卓くん)やイケメン従兄弟(ライリー)もコメディムーブを量産しており。
そのボケ方はわりと振り切れているように思うレヴェルだった。
ライリーの、伝書鳩ムーブは殿堂入り候補のcuteさ(ボケ)であるし、
卓くんの
 
俺の新しい技を見たいか?
見せてやる
 
ムーブも殿堂入り候補(ボケ)である。
 
この様にイケメンたちの体を張ったボケ演技に魅入り、ヒロインの肌の荒れやその他の嫌な部分を薄めてくれたおかげで、時には声を出して笑う事さえあったてこなのだった。
 
で、物語の方はと言うと。
ちまたには、ウォーキングデットみのゾンビが湧いており、それらは行方不明の大侠らであるらしい。
しかも噛まれたり引っ掻かれたりすると感染するらしいのだが。
それにヒロインは感染する。
しかし心の強いものは自我が残っているらしく、自制する事も可能という謎の設定だ。
ついでにシーザーもヒロインに噛まれ、自分らは魔物になるより死のう、などと言う話にもなり。
ふたりで水葬したりもするが、ここでも喜劇と紙一重仕様で、悲しさなど1ミリも感じずに笑って過ごせる。
シーザーは何故か感染しておらず、それは師傅の秘薬のおかげだろうとヒロインになけなしの秘薬を与えると無事にヒロインは解毒された。
 
この一連の事件には、やはりテンプレの仮面フードの謎人物が居るのだが。
この謎人物こそ師傅なのでは、とてこは思ってたが、途中で師傅は助けられてご対面した。
なので、ごぼっごほっ、と咳き込んでるのが唯一のヒントだと教えておこう。
 
その後、ヒロインは能力もないのに突っ走るので、丸薬の炉に閉じ込められる事態となり。
普通なら死ぬけど、ヒロインなので。
なんやら6年分の内功を凝縮させた成分みたいなのを全吸収し、とうとう本物の無双ヒロインへと成長してしまった。
 
無双になったヒロインが悪の親玉を成敗するラストが見えてきたが。
それだと芸がないんで。
 
まずはぱぱが誰かに襲われ毒を喰らい昏睡案件をぶっ込み。
ライリーの闇落ちをぶっ込み。
弟卓くんの恋バナもぶっ込み。
ついでに、男①の存在感が薄いシーザーの余命案件をぶっ込む。
 
とクライマックスに向けて、あっちもこっちも切羽詰まった状況を作ってきた。
クライマックスの肝は、
 
・ラスボスの企みの全貌とは
・ライリーはどうなるの
・シーザーの余命は
 
この3点だ。

少女闖江湖てこ監修”イケメン備忘録”

見せ場ゼロ0ZEROだけど俺が男①なんだぜ?な男子@シーザー(蔣歩汀)【吳希澤/吴希泽ウー・シーザー】

てこブログ3回目ランクインのシーザーこと【吳希澤/吴希泽ウー・シーザー】だ♡
 
シーザーの右のほっぺにはエクボがあるんだ。
出来る事なら、体の大きさをミジンコほどにしてあのエクボの中で暮らしたい、そう願っているてこだ。
 
イケメンシーザーであるが、今回の造形は今までのイケメン度より劣っている。
アップデイトはよくある事だが、逆は少ない、ってかあまりない、ってか皆無なはず。(若手男前らは)
悪口じゃなく褒めてます、念の為。
それは主にメイクなどのせいかとも思う。
思えば昨今の古装イケメンは綺麗すぎるほど整えられており、メイクもばっちりで、つい最近見た「雲之羽」の男子らの厚化粧ぶりはヤバかったんだ。
他作品でも無惨にも白塗りの刑に処せられイケメンが台無しになってしまう案件なども多く見かける。
その点、本作のメイクさんは自然回帰で素のイケメンを愛でれる仕様となっているのが好ましい。
 
さらには、本作は喜劇であるので、ボケた演技でとぼけた表情や呆けた表情など、イケメンをわりと封印して臨んでいる。
 
しかし、だ。
本作は女子一人称のドラマであるので、もちろん男子は添え物なのだが。
それにしても見せ場が無さすぎる。
ヒロインが途中から無双になってしまったので、もっぱら”助けられる人”を演じなければならない。
ラスボスとの戦いでも、結局ヒロインに助けられてしまい、結果どこにも活躍した場は設けられていなかった。
なんですか、これは。
男①としての見せ場が無いのに、男①としての魅力を引き出せるわけが無いではないか。
 
前回レビューで書いていたのだが、次こそまともなヒロインと恋に落ちて欲しい、と願っていたのに。
やはり今回もこんな事になってしまった。
しかし、かっこいいだけの男①ではなく、ボケた演技も出来るし今後のポテンシャルを感じた。
アクションは、まだまだ古参を納得させられるレヴェルには達していないが、
今後もしばらくはきらきらうふふのラヴモノが主流だろうから、神様モノ(ファンタジー)などで大いにアクションを磨いて欲しい。
 
なんだよ♡黄色い風船(ボール?)はお月様か♡
 
1996年10月19日生まれの26歳、185㎝。
 
「流星花園」「長安少年行」「将軍家的小娘子(将軍の花嫁)」「站住!花小姐」「一闪一闪亮星星」「一片氷心在玉壺」「南洋女児情」
待播は「幻楽森林」「無冤行者」

最後は男①喰っちゃったよね?な男子@ライリー(慕冰河)【王以綸/王以纶ワン・イールン】

てこブログ3回目ランクインのライリーこと【王以綸/王以纶ワン・イールン】だ♡
 
ライリーの左のほっぺにはエクボがあるんだ。
出来る事なら、体の大きさをミジンコほどにしてあのエクボの中で暮らしたい、そう願っているてこだ。
 
今回のイケメン枠のふたりにはどっちもエクボがあるんだ。
どっちのエクボも上等だ♡
 
ライリーの良い点は体の線が太い事だ。
昨今のイケメンらは、こぞってダイエットをしよる。
おそらくは、ちんじょれあたりのイケメンらの腰の細さが話題になり細マッチョへの道が開けたのだと、てこは思っているのだが。
いずれライリーもそんなダイエットの道を歩むかもしれないので、今回はこの線の太い腰の見納め作品となるかもしれない。
レアですぞ、皆様方。
 
でね、体の線が(腰だけでなく上半身の厚さを見て欲しい)太いのに、もっすごい小顔なんっすよね、ライリー。
シーザーとぺこりぺこりし合ったり、睨み合うシーンを見ればわかるが、
シーザーより随分とお顔が小さいのが判る。
いうてシーザーが大顔連では無いんですよ、念の為。
とにかく全体のアンヴァランス感がエモいライリー。
 
そして、本作の役柄は、当て馬の横恋慕係でもっすごくつまんない役だ。
途中夢の世界での暴走など気の毒さだけが先行し、役の魅力がゼロ0ZEROだったライリーだが。
こちらは(シーザーと違って)ちゃーんと見せ場があったんです。
↑コレです♡
 
もうね、実は彼はとんでもないコンプレックスを抱えて生きてきて、
心を病み記憶の改竄までして己を保っていた、という悲しい事実があったんですねー、気の毒。
最期はきっちり見せ場があって、①のシーザーの存在を遥かに上回る印象を残しての散り際だった。
 
そろそろきますかね、男①。
しばらくはきらきらうふふのラヴモノだろうが、しっかり実ときたい明星である。
 
キャップの悪ガキ被り♡
かわゆすぎる♡
 
1996年3月18日生まれの27歳、182㎝、66kg。
 
2015に男子アイドルユニット《SpeXial》でデビュウ。
 
「我与妳的光年距離」「最働聴的事」「九千米愛情」「誰都渇望遇見妳」「初恋了那麽多年」「半是蜜糖半是傷」「月歌行」「擇君記」「挙杯暢飲的姐姐們」「護心

Newカマー、俺の技を見せてやる、な男子@卓くん(蒋步赢)【李卓鑷/李卓钊リー・チュオチャオ】

㊗️てこブログお初の卓くんこと【李卓鑷/李卓钊リー・チュオチャオ】だ♡
 
何がいいってこの横顔見てくださいよ。
漢くさいこのルック、重めの瞼といいてこの好みだ。
Newカマーと書いたが、彼の芸歴は長く子役で活躍していた様だ。
あれ?もしかして「流浪地球」に出てた子じゃないだろうか。
なるほど、ボケの間合いとか絶妙だったもんなぁ。
殺陣もちょっとしか見せてくれなかったが、上等だったんだ、なるほどー。
あと「大秦賦」に出てた子じゃ?
 
本作の役どころは、兄のシーザーの手助けをしながら、サブのラヴラインも担当している。
男装に全く気付かない天然ぶりが非常に好感の持てるキャラだった。
 
今後も期待したい明星だ。
 
なんともストイックな男子の様で、こんなんしか微博には無い。
2004年12月17日生まれの19歳、182㎝、70kg。
 
映画「第三人称」「北京愛上妳」「兄弟契約」

少女闖江湖てこが見た感想

命題としてあるのは”卵と石”だ。
女子だからといって夢を諦めることはないし、強い信念を持って努力すれば道は開かれる。
1度でダメなら2度、2度でダメなら3度、10度、なんなら100度とチャレンジすればいい。
卵で石を割れる時が来るかもしれない。
実際割れたよね、石、って話だ。
ヒロインがそれを体現し無双ヒーローとなって活躍する物語である。
 
しかし困難な状況でもへこたれないポジティブさは、てこにしてみれば愚かさと紙一重であり。
我慢強い人でも10回くらいチャレンジしたら諦めるよねぇ。
でもヒロインはしつこくて粘着で思い込みが激しいからここまで出来たんだ。
要するにしつこく生きろよ、って教訓話なんだよね。
しつこく生きて思い通りになったとして、その時自分の周りに残ってる存在って居るのかな、などとオトナなてこは思うのだ。
呆れて皆去って行く気がする。
運良くヒロインのまわりには、シーザーはじめぱぱも理解のある人が集まってたが。
世の中そんな上手くことが運ばない。
 
ヒロインは、いわば運だけでヒーローになれた訳で、自分で努力したのは強い思いを継続する事だけだった。
ヒロインがヒーローになるために何らかの努力をしたのならば、少しはヒロインにも好感が持てたかもしれないが。
本作の役立てではその様な背景はなかった為に、1ミリもヒロインに魅力を感じることが出来なかった。
 
しかしながらそれを十分に補ってくれたのがイケメン3人衆と、ヒロイン実家の茶番の面白さだった。
日本上陸は微妙だし、来ない気もするが。
上陸した際は24集とわりとコンパクトなので見てもいいかもしれない。
笑えるのは確実だ。