中国ドラマ『ユン・シャン伝 ~江湖 復讐の嵐~』(原題・雲襄伝/云襄传)ドラマレビュー:オレを信じろ!武功はないけど頭脳は天下一品【陳暁/陈晓チン・シャオ】【唐暁天/唐晓天タン・シャオティエン】【王子睿ワン・ズールイ】【劉冠麟/刘冠麟リュウ・ガンリン】【馮建宇/冯建宇フォン・ジェンユー】【黄海氷/黄海冰ホン・ハイビン】【彭博パン・ボォ】【都星言ドゥ・シンヤン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
今日は、中国ドラマ『雲襄伝』(原題・云襄传)ドラマレビュー:オレを信じろ!武功はないけど頭脳は天下一品、
を紹介するよ。
【基本情報】
監督:遊達志
脚本:梁振華、姜大喬、顔西
P:李莅桜、梁振華
原著:方白羽《千門》
主演:陳暁、毛暁彤、唐暁天、許齢月、劉冠麟
プラットフォーム:愛奇藝、騰訊視頻、2023年5月1日〜
45分✖️36集
ぃやぁ、見ました。
陳暁様の江湖奇謀武侠劇。
なんでも主人公(陳暁)は、江湖が舞台で武侠だけど武芸が出来ないらしい。
などと聞いていたので、武侠とはいうもののガチ武侠ではないんだろうな、と思ったら。
蓋を開けてみれば思いの外王道の武侠だった。
結果から言って、激オススメできるドラマであった。
実は、リアタイでおじゃん【肖戦/肖战シャオ・ジャン】の『玉骨遙』を視聴中であり、レビューは其の1を公開済みだ。
なので21集〜からの視聴をしなければならない。
しかし、てこはチミチミと見る派ではない為少し貯めてから見よう、などと思い貯まるまで〜と本作に手を出した訳だが。
結果的に、こっちのが断然魅力的なのだった。
気がついたら玉骨放置でどっぷり嵌り、わずか数日で完走していた。
夏期講習真っ只中で、毎日のレジュメ作りや、過去問採点などで猫の手も借りたいほどなのに?
しかし、夏期講習とは・・・
実に過酷な労働であり。
朝一からは小6、夕方からは中3と1日の大半を拘束される訳だが。
実はその間にはわりと空きコマが存在するのだ。
その時間を有効活用して、このようにレビューを書いている訳だ。
そして生徒らは、質問しに来たり宿題提出にやって来ては、てこのMacBookを覗き見したりするのだが
「てこせんせー、まじ?陳暁好きなん?」
などと言われたことはない。
おじゃんとかいぼなら言われたりするのだろうか?
注:てこブログは、大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけください。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
雲襄伝ってどんなドラマなん?
主人公@雲襄【陳暁/陈晓チン・シャオ】は雲台門の弟子。
しかし本当の名前は@駱文佳。
ちーこの時に一族(ぱぱ含む)300人余りを皆殺しにされ、自分一人だけが生き残ったという過去を持つ。
助けられ雲台門門主の直弟子となり修行を積むこと十数年。
”私欲を捨て世のため人のために生きよ”との教えも
”むり”
と一刀両断の雲襄だ。
この頑固さ、すき♡
で、敵討ち復讐の第一歩で山を下り江湖に参上。
しょっぱなで出会う女子が!
ちょっと目を見張りました。
誰?似てるけど違うよね?あれ?やっぱり毛暁彤?
とてこが狼狽えた女優は「錦繡未央(王女未央)」のお嬢さんじゃないっすか。
ルックが変わったとかいう訳じゃなく、イメイジが全く違ってて同じ人とはなかなか認識できなかった。
でもアクションは流石というレヴェル。(踊れる女子らしいっす)
キメとか、見せ方がうまい。
あと瞬きが少ないという特技。
目を逸らしたら負け
みたいな女侠み満載だった。
彼女は江湖を渡り歩いてきた、という設定だが。
彼女の使う技が”凌淵”という雲台門と反目する門派の技だったりで、
こいつ一体何者?
みたいな謎多き女子。
だた滅法腕は立つので、雲襄が武芸ができない分戦ってくれる。
もう一人、今後長くバディを組む男子が金さん(@金彪)だが。
・・・はて?どこぞで見たかな?
もしやあなたは。
クズなパワハラ夫(「卿卿日常」参照のこと)No.3の【劉冠麟/刘冠麟リュウ・ガンリン】だ。
すごい役者さんというのは、前の役柄を引きずらずに全く別人にアップデイトできるものだが。
こちらもまるで別人。
腕一本で江湖を生きる男子で、ひとりに付き十両で殺人を請け負うアサシンを生業としている。
雲襄には用心棒で雇われたが、金目当てではあるが実は情に厚い男子でもあり。
志半ばでお隠れになった剣士仲間の忘れ形見(ちーこ達)に援助するためにアサシンをしている、というなんとも胸熱な男子なのだった。
しかし、あっさり詐欺メオトに騙される世間知らず、という抜けサクでもあるんだな。
この3人で、いざ南都へ。
雲襄の狙いは、まずは南都での足場を築くために”朝廷御用達”の大商家の蘇家に接触する事だ。
蘇家の基本の生業は絹問屋だが、南都で水上運送を仕切ってる者、賭博場を仕切ってる者、らとの南都の商人との権力・利権争いを背景に、
登場人物のキャラ立てをしていき、絡まり始めた運命の糸、という仕様で物語は進んでいく。
でね。
ネタバレ盛大なてこが言うのもなんだが。
このドラマは、キャラ説明しただけで重大なネタバレになったりするんだな。
高確率で日本上陸すると思うんだが、多くの人の喜びをてこが奪うわけにはいかないと思うんだ。
なのでキャラ説明もあまり詳しくは出来ない。
さらには、主人公の雲襄は武芸ができない代わりに、キレッキレの頭脳で相手を窮地に陥れる訳だが。
その手順も二転三転、さらには反派側?と思わせる立ち位置で終始行動しているし。
今日の味方は明日の敵
今日の敵は明日の味方
敵の敵は味方
騙された、?、信じさせた覚えはないけど?
みたいに、対峙する相手さえも猛者共揃いであり。
つまり、画策バナも詳しくは語れない、という事だ。
なので、今回は(も)イケメンにフォーカスしながら、それぞれの恋の行方などを少し紹介していきたい。
いやね、ラヴはあっさりはしているものの、実は”ラヴ”は本作の重要な軸になっているんだ。
愛で腹は膨れないが、マインドコントロールで腹一杯に錯覚することはできる。
つまり、愛は心を救うことができるんだ。(餓死したとしても)
それが隠れ命題であるドラマなので(てこ主観)、そこんとこを紹介しておこう。
まずはメインCP
キレッキレの頭脳で、何重にも張り巡らす策略、一瞬で100手先まで見える布石、みたいな男子なのに、
恋のA・B・Cは意外にも直球勝負。
好きだ♡
そしてお相手の滅法腕が立ちクールキャラな女侠も、
わたしも♡
と、まじで肩透かしすぎる展開だ。
ぃや、いいんです。
粘っこいのは嫌だし、横恋慕など鬱陶しいし、あっさり塩味なのはいいんですよ。
やはり古(いにしえ)の女子でも、江湖で生きる女子は自由だな。
積極的。
・・・
ぇ、湯気?
ま・・・まさか初床入りで入浴プレイ?
などと下世話な我の考えは愚かすぎるだろうか。
・・・
ぃやどうなん?ほんとのところ。
って話はそこいら辺の棚に置いといて。
何も説明がないのに(雲襄からの)
オレを信じろ
などと言われたって信じられるわけがない。
江湖の人間はただでさえコミュ障なのに、完璧な機密主義な訳だから。
そりゃ聞くわな。
実は、この時点でいろいろと勘繰ってくる女侠がわりと鬱陶しかったので。
ぁあ、雲襄もウザい思ってて、だから好きだなどと言って誤魔化し、その後も利用する算段なのだな、などと思っていたのだ。
ところがだ。
ある時を境に、女侠の方が目を逸らして来るではないか。
あの”目を逸らしたら負け”ルールの女侠が。
ぇ、まじで?
って仕込みでしたよ。
女侠も江湖人なのでコミュニケーション不足だし、こちらも負けじと秘密主義だ。
なので、双方一言も話し合わずにお別れだ。
で、雲襄って思いの外一途男子で、酒浸りの日々が続くが酒に溺れるようなことはなく。
むしろ”酔拳”的なアレで、ある部分ではいつも以上にキレがある思考などもあってな。
自分が引き起こした一連の騒動をほっとくわけにはいかんし、ぐずついてらんねぇ状況になり。
悩みながらも、日々すぎていくのだが。
捨てきれなかったのが”愛”なんだよね。
ってか、むしろ”愛”を基準に生きたら雲台門の教えに沿うことにもなるって、気付いちゃうんですよーーーー。
考えに考え抜いた結論。
数学の証明風に導き出した結論は、手順はダサいが決して間違ってはいない。
王勁松先輩を成敗したって心に残るのは虚しさだったし、そこで終われるはずもない。
復讐はいつまでも終わりがないのだ。
だって先輩の後ろには〇〇、そしてさらにその後には〇〇〜と永遠に続きそうだ。
それまでに自分は一体どれ程の人間を傷つけ利用し、同じように自分も傷付かねばならないのか。
女侠も複雑な背景と宿命を背負っていて。
自身の手で〇〇を屠ることになる、というもっすごいカルマを背負うことになる訳だが。
そんな彼女に幸せな未来は訪れるのだろうか。
だいじょぶさ。
雲襄が言っている。
オレを信じろ
ってな!
お次はごんずーCP
ぃやぁ、まじお久しぶりの【唐暁天/唐晓天タン・シャオティエン】
「錦心似玉」では変な女子にロックオンされちゃってるし、困ったにいさん(てこ激推しの任宇にいさん)に苦しめられてた男子だ。
随分と体つきも変わって、鍛えたのだろうな。
↑の役の頃は、それはそれはお美しい男子、という印象だったが。
本作では、なぜか美しさは感じなかった。
まぁ、いい事だと思いますよ。
綺麗な男子はこの世界ごまんと居るのでな。
今回の役どころは、豪商蘇家のごんずー(若様)だ。
長男なので家督を継ぐのはこのごんずーだが、剣士に憧れ江湖で修行を積む。
しかし人を屠ったこともなければ、義侠の心も何ひとつ悟ることなく修行を終えた男子だ。
そんな男子が、家に戻ってまず最初にした事は賭博場で働く女子をゲットする事だ。
アイデンティティだけは立派だが、自身では何ひとつ(金・権力・知能・武力)持っていない残念すぎる男子設定だ。
この男子が、雲襄の画策により利用され試され、事実上経験値を積むことにより、結果的に大きく成長する事となる。
お相手の女子の背景は、わりとネバつく要素があるのに、思いの外清々しく進行したし、
当の女子が聡明でウザさが1ミリもないのもありがたかった。
そして、ごんずーが初めて人を屠り、剣侠として生きることは、華々しく見えても苦悩と背中合わせだという事を悟り。
自分はどう生きるべきなのか、と言う事を見つめ立ち直っていく様が丁寧に描かれていたのが好印象だった。
無事に足抜けし(女子が)後は幸せになるのだが。
結婚式もしないし、なのですぐにちーこが生まれたり腹に宿ったりもしない。
ねえちゃんが居なくなり家督を継いで大忙しなのに、買い取った賭場もあるし、オールラヴでほんわかする訳にはいかないのだ。
このドラマのこういうディテールの拘りが佳きだ。
安直じゃなくてすこぶる好感が持てる。
金さんにもラヴラインがあるんだぜ
ここのラヴラインは特筆すべきものはないのだが。
金さんのキャラが良すぎなんでね、紹介しときたい。
このふたりは、どちらも”心を操られる毒薬”に侵されちゃったCPなんだ。
まぁ、わりとひどい毒だし、そんな毒あるわきゃないんだが。
都合のいい毒薬があるのが江湖の世界だ。
よく後宮もので、死んだ風に見えて3日後に目覚める毒、と言うのが登場するが、それを開発したのももちろん江湖のものだ。
でねぇ、まじでてこは涙涙だったのだが。
でも一縷の望みは持ってたんだ。
ぶきょんちゅ(武侠沼人)歴が長いので、”飛び散る血”のギミックってのはわりと武侠あるあるなんだ。
つまり、この目で確認できていない事は決定事項ではない、という事さ。
なので皆も一縷の望みを捨てずに最後まで見ようね。
しっとりオトナなCP
このラヴラインのお相手は秦嵐さんで、それはそれは相変わらずのお美しさだし。
長い長い恋の成就という事で非常に喜ばしいラヴだ。
しかし、てこはなんといっても【黄海氷/黄海冰ホン・ハイビン】♡であるからして。
海氷先輩の若かりし頃のことは「長月燼明」を参照して欲しい。
ここ最近はパステルのひらひら役とかゲス役とか多かったので、こんなまともでしかも見せ場まである役でとても喜んでいる。
蘇家の執事役で、蘇家の後ろ暗い部分を担当して来た猛者だ。
お嬢様を陰日向で支え、溺愛する姿がとても尊いので皆も目をかっぽじって先輩の勇姿をその目に焼き付けて欲しい。
義に生き愛に生きたCP(本作最高CP)
叔の方が【彭博パン・ボォ】
そして若い方が【都星言ドゥ・シンヤン】だ。
若い方の都星言は名前が若干違うが「天意」の優勝キャラだった扇風機くんだと思うんだ。
↑この時は【都金翰ドゥ・ジンハン】と名乗っていたように思うが。
まぁいいだろう。
中盤までは、銀行を営む叔の用心棒として必死に叔を支え助けようとする姿が印象的だ。
叔の方も扇風機くんの事を、もっすごく可愛がっていて。
扇風機くんが怪我をした時なんか、心配しすぎて死にそうになってた。
どちらも雲襄と同じ雲台門の門弟である。
なんと扇風機くんの師傅は、雲襄に”逃十息”を教えた方だった。
終盤に、雲台門マスターの正体がわかり、凌淵だ、南宮放だ、などが出て来て物語は一気に加速するのだが。
雲台門の古参(つまり扇風機くんの師傅)あたりは反対するわけで、それに対して雲台門も一枚岩ではなかったらしく、裏切る女子なども居り。
結局のところ扇風機くんは義に生き義に死んだ。
そして残された叔は・・・
お金が大好きだったのに。
ほんとに大事だったのは・・・
泣けますよ、まじで。
最後は隠れCP紹介
最後は隠れCPの紹介だ。
このCPはホグワーツ行きのホームを見つけるのと同じで。
見つけられる人には見つけられるが、見つけられない人は見つけられないCPだ。
キングズ・クロス駅 9と4分の3番線でしか、見つけることは出来ないのだ。
お相手は、間違っても福王んとこの群主などではなく雲襄だ。
官金の行方を追って、とは建前で雲台、凌淵、南宮放の動きを探り、ってのも建前で。
本当は〇〇を阻止するためにやって来た神探だ。
演ずるのは【王子睿ワン・ズールイ】♡
てこブログでは「烏雲遇皎月」でランクイン済みのふぉ(霍建華)に似た男子だ。
今回もふぉに似たルックはご健在で、すんっ、とした表情がツボる男前である。
彼が雲襄に向ける愛情は、実はダダ漏れだ。
神探のお付きの従者もいい味出してたが、(すぐにふぁんす、言って怒る)それ以上に神探はよかった。
ちょっと姿が見えなくなるとすぐに
「雲襄は?」
と聞き。
指さした方を見ると、雲襄が女侠と肩を並べてるのが見えた時のあの表情。
終盤クライマックスで、南宮放を海に送り出した時の会話。
「どうなるんだ?」(ふぉに似た神探)だが、
ほんとに言って欲しかった言葉は
「オレを信じろ」(って言って、お願い、雲襄・・・心の声)だ。
まぁ、言ってくれないですけどね雲襄。
イケズなんでね。
この悲痛な心の叫びが聞こえるだろうか。
もしも自分には聞こえなかった、という方は残念ながらホグワーツ行きの列車には乗れない人だ。
しかし、可能性はいつだってそこにある。
見ようと思えば、感じようと思えば見える・感じる可能性はあるはずだ。
だから皆も諦めないで欲しい。
てこからのお願いです。
という事でCPを紹介した。
物語は、端的に紹介しとこう。
蘇家を潰そうとする王勁松先輩との戦い
↓
先輩の背後にいた唐笑との戦い
↓
唐笑の後ろには凌淵が。
しかし、凌淵も一枚岩でなく、とって代わろうと企む支店の南宮放派の不穏な振る舞い。
さらに、盗まれた官金の行方を追って群主と神探もやって来る。
↓
南宮放が蘇家や銀行など雲襄の後ろ盾を次々とターゲットに。
そこに突如絡んできた福王。
↓
雲襄の実家一族事件の真相とは。
江湖が落ち着かない状況に。
・雲台門主は一体誰
・凌淵門主一家の憂鬱
・南宮放おまいは一体何がしたいのか
福王との関わりは、目的は。
↓
ってな感じでクライマックスへ
雲襄伝てこが見た感想
蓋を開けてみれば、思いの外王道の武侠だった。
おおまか、もしくは細かい設定が武侠でなくとも、心が”義侠”ならばそれは立派な武侠だとてこは思っており。
例えば設定がもろ武侠(奥義とか秘伝書とか正邪とか)でも、心がそうでなければ武侠では決してないのだ。
主人公が武芸が出来なくとも、義侠という大義に基づいて考えられる男子に成長した事。
武芸はできないが、決して弱くはない、むしろ無双、という新しい形の英雄譚である。
そしてやはり特筆すべきは主人公雲襄を演じた【陳暁/陈晓チン・シャオ】であろう。
随分とオトナになったが、ドアップに十分に耐え得るどころか、類稀なる美しさ。
美しいだけなら先にも書いたが、この世界ごまんと居る。
しかしそこに見えるのは”余裕のある美しさ”だ。
美しく見せよう、かっこよくキメよう、優雅な振る舞いをしよう、などという気負いを一切感じられない自然な姿に見える。
ごく一定数、そう言った自然そうに見える演技ができる俳優はいるが、陳暁もいよいよその領域に足を踏み入れたという事だろう。
おそらくは”雲襄”という役作りは念入りにしたはずで、しかし画面で見る雲襄は演技ではなく素の雲襄に見えるのだ。
うまく言えないが、つまり雲襄=陳暁というふうに同期しているように感じる。
要するに雲襄を咀嚼し飲み込み完全に消化した先にある自然さ、なのではないだろうか。
例えば、自分の推しを語るファンダムが
「ここよ、この目の表情。
この表現力を見て欲しいわ。
これができるのは〇〇だけなの。」
などと言うのも聞こえたりするが、それはわざとらしさと紙一重だと常々思っている。
そういった事を感じずに”すーーーーっ”、と入って来て欲しいのだ。
気負ってるが、その気負いを感じさせない余裕を感じたい。
頑張ってるのは知ってるが、頑張ってるように見えないようにして欲しい。
頑張んなくてもこれっくらいできますよ、の”痩せ我慢”ができる俳優はそう多くは居ないのだ。