中国ドラマ『七時吉祥』(原題・七时吉祥)ドラマレビュー:結ばれた赤い系♡七世にわたり愛を紡ぐ【丁禹兮ディン・ユーシー】【林柏叡リン・バイルイ】【星擇/星择シン・ズー】【張暁晨/张晓晨チャン・シャオチェン】【鄭国霖/郑国霖チュン・グォリン】【翟向陽/翟向阳ディ・シャンヤン】キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり
ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
今日は、中国ドラマ『七時吉祥』(原題・七时吉祥)ドラマレビュー:結ばれた赤い系♡七世にわたり愛を紡ぐ、
を紹介するよ。
【基本情報】
監督:李南(導演)、杜林(聯合導演)
脚本:李麗莎(編劇)、徐弘(編劇)、李志敏(聯合編劇)、左煜(聯合編劇)
P:戴瑩(総制片人) 王一栩(総制片人) 張宇成(総制片人) 周可慧(制片人) 沈京京(制片人)
原著:九鷺非香《一時沖働,七世不祥》
主演:楊超越、丁禹兮
プラットフォーム:愛奇藝、2023年8月10日〜
40分✖️38集
わりと長い事待ってたディンディンの古装劇。
スチールのうりぼうが可愛くて楽しみだった。
ディンディンとはあの伝説の@東方不敗を演じた【丁禹兮ディン・ユーシー】だ。
本作は”愛して愛され劇場”シリーズなので、東方不敗のようなキャラではもちろんないだろうが、
「伝聞中的陳芊芊(花虎)」以来の古装なので楽しみたい。
お相手は楊超越。
最近よく見かける女優で、売れっ子なのでてこブログ古参勢だ。
彼女の出てる作品のレビューの多い事多い事。
こんなにある。
「重紫」はあまりにもアレで途中放置だけれど。
うーむ。
名だたるイケメンたちと次々と共演している女子である。
共演陣がこれまた楽しみで。
あの黒龍くん(「蒼蘭訣」参照のこと)がキャスティング♡
あの窮屈そうなほど大きな体躯でどんな役柄を演じてくれるんだろうか。
楽しみすぎる。
そして。
そしてそして。
なんと我らが【張暁晨/张晓晨チャン・シャオチェン】が@天帝でご出演だ。
てこは《張暁晨全球後援会日本支部》の会員No.15だ。
頭にすんごいの乗っけてるが、それは天帝だからだろう。
で、天帝といえば、高確率でヴィランだ。
諸悪の根源で、うまいこと行けばラスボスにもなれるポテンシャルを持つキャスト、それが天帝というポジだ。
ゲスでもクズでもいいから、てこを心酔させるほど突き抜けた悲しきヴィランでありますように・・・
という願いを込めて視聴スタートだ。
注:てこブログは、大いなるネタバレを含みます。
閲覧の際は、十分にお気をつけ下さい。
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!
七時吉祥ってどんなドラマなん?
天界では、経費削減のためにリストラを検討中。
ヒロインの務める職場”婚縁閣”も候補リストに入ってしまった。
戦神初空の縁結びが出来たら存続できるって事で、ヒロインがそのミッションに挑む。
戦神は、3万年前に世界を救ったヒーローでもってもて神なので、相手には困らないが。
戦神は事の他ガードが固く、今までことごとく縁をガン無視してきた男子だ。
ヒロインは、とりま公開入札でお相手を決める事にする。
そこに超レア物の”女媧石”を持ってきた女神がおり、彼女がパートナー権利を獲得。
その直後、女媧石を狙った族が出現。
見事に掻っ攫って行きました(女媧石)
で、女媧石事情は後で説明するとして。
ヒロインは、縁を確実にするために戦神と女神を、スペシャルアイテム(古代神器)”赤い糸”で結ぶことを思いつくが。
アクシデントで自分と戦神が赤い糸で繋がってしまった。
戦神は、3万年前の女魔王との戦いで元神が傷付いており未だ完璧には回復していない。
歴刧(愛の試練)を受ければ治るかもよ、と言うのは@天帝さまのお言葉。
ぃや、そんなんやだよ、と言うのは戦神の言葉。
とか言ってるうちに、ヒロインがフライングで下界へ。
赤い糸で引っ張られ、戦神も下界へ。
という事で1世目のスタートだ。
というのが初期設定だ。
1世目タームの前にざっと背景を説明しよう。
・現在六道の平和を守ってるのはチーム天帝、各種族の総リーダーである
・ディンディン扮する戦神は天帝の弟で麒麟族
・3万年前、摩羅族の皇后が悪魔と化しなんとか族(忘れた)を皆殺しにしたので戦神がやっつけた
・戦神は3万年前の事件の記憶がない
・女媧石は、摩羅族の皇后復活アイテムだとして摩羅族残党がずっと探し続けていた
で、天帝だけど。
ディンディンのにいちゃんらしいが、優しい感じなど1ミリもなく。
最初っから禍々しさが爆盛りのように感じるのはバイアス思考だろうか。
今回、暁晨は原音だが、彼は彼の持つイメイジとは違う優しい声をしている。
インテリ優男(やさおとこ)風の声なのにも関わらず禍々しく感じるのは、あのもったりとした含みのある喋り方に寄るものだろう。
体調はどうだ?
元神は修復出来たか?
と聞いているのに
おまえ邪魔
怪我なんて一生治るな
って聞こえてくるのは気のせいか?
ヴィランへの期待度が大きすぎる為の幻聴だろうか。
で、女媧石だが。
これを掻っ攫いに来た摩羅族の男子こそ黒龍くんでした♡
こんな早く出てくるとは♡
女媧石で皇后を復活させるには、石に”愛”が宿らないといけないらしい。
石に愛?
相変わらず意味不の幻玄(ファンタジー)だ。
で、どうすんの?って思ってたら、下界(人間界)に放っておくとそのうち”愛”が溜まることがあるらしい。
こんなよくわからない事を言っている黒龍くんだが↓こんなかっこいいので許そうと思うんだ。
ってかさ。
始まってすぐに、視聴者はその女魔王こそヒロインその人だろうと察しがついてる訳で。
復活に石関係ないよ、ってわかってるので。
既に復活済みだよ、って黒龍くんに教えてあげたいな。
あれ?
女媧石奪いに行った時、ヒロインと対峙してるんだよね、黒龍くん。
気付かなかったの?
っていうのは、実は布石であり、後に認識出来なかったのが何故かがわかるんです。
という事でお待たせしました。
こっから1世目始まりまーーーーす。
↑コレですよ、これ。
これ見て楽しみにしてたのに。
うりぼう(猪)と小虎タームはものの10分ほどで終わってしまった。
でも6世も見せられるのか・・・と恐れてたので、この調子でサクサク行ってくれれば良いな、とも思った自分を叱りたい。
2世目が・・・ね、わりと長いし、内容もありきたりだった。
2世目ターム:幼馴染設定
このタームから登場するのが、ヒロイン(女魔王)の復活を心待ちにしてるもう一人の男子だ。
紹介しよう、@健気(ケナゲ)くんだ。(本当は@修茗)
中の人は【星擇/星择シン・ズー】㊗️てこブログお初男子だ。
彼は、3万年前に女魔王に優しくしてもらった過去があるらしく、彼女の復活を心待ちにしている男子だ。
早速ヒロインこそがその女魔王だといち早く気付いた健気くんは、自分も一緒に下界に降りたいと駄々をこねる。
そしてどさくさに紛れて下界に行ったが、彼は忘水を飲んだので天界の記憶がない。
ヒロインの方は、忘水を無効にするヤク使ったので天界の記憶あり。
ディンディンは記憶なし。
ヒロインが5歳くらい、ディンディンは産まれてほやほやの赤さんの頃から物語はスタートだ。
愛の試練なんで、結局は悲恋で終わるのは決定事項だ。
しかも死んだとて、彼らは無事に天界に戻ると知っているので。
切なかろうが、苦しかろうが、辛かろうが、てこにはなんら響くところはない。
しかも、この頃(2世目)はシリアスな背景も無いので尚のこと気楽だ。
メインのふたりがだんだんと仲良くなっていくのを、生暖かい目で見るだけだ。
しかし、ちょっと珍しいことがあって。
例の女媧石が、長い事寺子屋みたいな学びやの庭に放って置かれてたのだが。
長い時間で、人間に憧れて人間になりたいと強く願ってたら擬人化出来てしまった、という出来事が起きた。
@女媧くんを紹介しておこう。
中の人は、【翟向陽/翟向阳ディ・シャンヤン】
これまた㊗️てこブログお初男子である。
なんと女媧くんは、左の女子と恋に落ちてしまう。
石なのに。
しかもこの女子は、ある人物に体を乗っ取られているので中身は別の女子だ。
つまりめんどくさい展開が待っているという事だ。
さらには女媧くんは石なので、重ねて面倒な事が起きるはずだ。(石で誰かとか世界とかを救うとか)
女媧くんらは、今後もずっと出番がある。
女魔王復活の鍵らしいけど、そうなったら女媧くんは消滅するのだろうか、などと首を捻ってたてこである。
3世目ターム:師妹関係
2世目愛の試練後は、ひとしきり天界タームがあり。
下界で熱烈に愛し合った影響は顕著で、もうイチャコラし始めた。
で、天帝は相変わらず胡散臭いし、なんか具合も悪そう。
やっぱり3万年前になんらかの悪さをして、悪いものが体内にあるようだ、やっぱりな。
健気くんも、2世目で下界で悪さしちゃったんで、都合が悪いようで(そりゃそうだ、ひどかったもんねwww)
それでも、なんとか食らいついて頑張りたい、そんな感じ。
黒龍くんは、妹とのあれこれで、色々あって元神が傷付いたとかで。
下界でなら癒せるかもしれない、と下界へ行く。
ほんとに意味不な天界ファンタジー。
下界ってそんな便利な感じ?
てこは下界住みの人間だが、さほど便利なところじゃないがな。
って事で、3世目(15集あたりから)は黒龍くんも加わってオールスター仕様となる。
今回は、ヒロインは記憶なし。
ディンディンと健気くんはヤク決めて記憶あり。
ヒロインは両親を惨殺され記憶喪失。
ディンディンは、心臓病を患っており玲瓏心を手に入れられないと20歳までに死ぬ。
で、ヒロインはその玲瓏心の持ち主。
しかし、”愛”がなければ玲瓏心をもらっても効能なし。
またもやもっすごく残酷なルールである。
自分が生きながらえるには、愛する人の心臓を奪わなければならない。
という、究極の選択案件である。
で、とりまディンディンとこの弟子となり、愛を育む日々だ。
ここも、イチャコラも盛大だし、その後来る悲しい別れも、自己犠牲も、なにもかも。
2世目と同じで、言うて死んでも天界に戻ったらぴんぴんしてるんだし、
と思ってしまうので、感情移入などはほぼない。
4世目ターム:男女入れ替わり設定
3世目が終わって天界へ戻ったら、歴刧シナリオライターが行方不明になっていた。
3世目のシナリオの最終ページが謎に破かれ紛失。
さらに、既に4世目のシナリオまで出来ている事に疑問を持つふたり。
とりま4世目行ってみよ、って事でばたばた出発だっったので忘水の儀式なし。
ふたりとも記憶ありでいざ4世目へ。
最初は男女入れ替わりなので、ディンディンのかわゆムーブを見ることが出来る。
でも見所はそれくらい。
大した収穫もなく天界へ戻る。
5世目ターム:3万年前へタイムリープ
正直、この調子で行くんなら気が遠くなるなぁ、と思っていたのだが。
ここから物語は核心へと近づく仕様だ。
天界での不可解な出来事が、3万年前の出来事に繋がってると確信したふたり。
天帝に内緒で、3万年前にタイムリープする事にした。
ドラえもんが居なかったら無理だが、黒龍くんがタイムマシンを持っていた。
さすが黒龍くん。
天界では拗ねくれてる風の黒龍くんだが、3世目でずっ友になっちゃったんでさっくり貸してくれた。
タイムマシンと違う点は、3万年前の出来事を”見る”のではなく追体験するという点だ。
これなら、タイムマシンの致命的な弱点であるタイムパラドックスを引き起こす心配もない。
で、互いの身分を知らないふたりが出会って愛し合うまでのいちゃこらを、また生暖かい目で見る事になる。
ここでのポインツは
・健気くんが何故皇后(ヒロインの事)が好きだったのかがわかる
・黒龍くんは皇后の師傅だった
・ヒロインは双子だった
・やっぱり天帝が諸悪の根源だった
まぁ天帝の件は、もうこれまでの行動で察する(ヴィランだと)ことが出来るのだが。
動機もやり方もありきたりだし、計画もわりとしょぼいのが気になるといえば気になる。
ヴィランとはドラマでは不可欠要素だが、中にはヴィランと名乗ることも許されない”ただの悪者”で終わってしまうパターンもあるのだ。
用心しなければならない。
暁晨よ、皆から憎まれるのは当然だが、それだけではヴィランとは言えないんだぞ?
こうせざるを得なかった悲しきヴィラン、哀れなヴィラン、そんなヴィランになってくれ。
てこからのお願いです。
あと、黒龍くんですよ。
黒龍くんかと思って見てたのだが、どうもおかしい。
黒龍くんだと思ってた師傅は病弱な男女ツインズ(双子)のちーこのぱぱだった。
ん?
・・・!っとお気付きですか?
そうですよ、黒龍くんには妹が居ったでしょ。
そうですよ、師傅は黒龍くんのぱぱなんですね。
なので黒龍くんがヒロイン見ても皇后だってわからんかったのだ!
なるほど〜〜
天帝のせいで皇后は魔王呼ばわりされ諸悪の根源となり、
摩羅族も悪の一族として肩身の狭い思いでこの後3万年過ごす事になる。
6世目ターム:妖界設定
天界へ戻ったふたりは、天帝が諸悪の根源だと知ってはいるが証拠もない。
ついでにヒロインの力もない。
とりまヒロインの力を取り戻すのが最優先、って事でディンディンは妖界の秘密の森へ行く事にする。
天帝に疑われないように、健気くんの協力で偽装死までして望んだ6世目。
健気くんも、ようやく役に立ててよかたね♡
ヒロインの安全のためにこっそりひとりで向かったのだが、赤い糸で結ばれてるんで難なく再会。
妖界タームのディンディンの造形が本作No.1だ。
ルックはすこぶる良いのだが。
またここでもひとしきり、出会い→愛する、ってのが丁寧に描かれて、
正直もうお腹いっぱいだ。
なんで妖界に来たのかというと、ヒロインの元神を探すのに魔王の力が必要だからだ。
ディンディンはゴールド麒麟で最強という設定なのだが、それだけじゃ探せんのか?
明らかに謎だが、このタームでモッフなディンディンが見れたんでよしとするか・・・
で、ここでも悪さをしてるのが我らが暁晨@天帝だ。
妖族を従えるために、悪悪(わるわる)パワーをその身に蓄えたい、とかそんな感じ。
てっきり、腕の模様(天のお告げを改竄した報い)を取り除くためにやってるのかと。
ぇ、違うのか?
・・・
ここで湧き上がる疑問。
いくら頂点に立ったとて、腕の模様のせいで死ぬのでは?
そっち案件最重要事項じゃね?
って事だ。
暁晨、詰めが甘いのではないか。
女媧くんまで・・・あんな事に。(まぁでも石だし、いずれ復活ワンチャンある)
で、天帝にヒロイン連れ去られ。
ディンディンはヒロインの元神探しへ。
ヒロインは天界で死刑宣告を受ける。
〜からのクライマックスへ突入だ。
クライマックスの肝は
・天帝の散り際(最重要)
・ふたりのラヴの行方
この2点だ。
七時吉祥てこ監修”イケメン備忘録”
コスプレイヤーな男子@戦神初空【丁禹兮ディン・ユーシー】
てこブログ2回目登場のディンディンこと【丁禹兮ディン・ユーシー】だ♡
ディンディンの当たり役はとんでも東方不敗だが、残念ながら未だレビューできていない。
1回目レビューは「伝聞中的陳芊芊(花虎)」だ。
それよりは本作の方が見応えがあった。
なんせ7世も生まれ変わるので、その都度違う設定違うコスチュームで登場する。
性格など、細かいところも随分と拘ってキャラ設定した甲斐があり、どのキャラも魅力に溢れていたと思う。
制作側の意図も、全力でディンディンを上げる様子が窺える。
ディンディンだけが持つ”勝ち確BGM”にしても、ディンディンだけに出現するスサノオ的なゴールド麒麟も、
全てがディンディンのための仕様、となっている。
そのように全力で周りから上げられ、しかししっかりとその重圧に耐え責任をはたせるルックと才覚。
ついでに、今回は原音だろうか。
だとしたら、声優さん並の滑舌の良さ&イケボ、だと思う。
まぁお見事でした。
微博:丁禹兮
1995年7月20日生まれの27歳、181㎝。
上海戯劇学院卒業。
「新笑傲江湖」「清平楽」「伝聞中的陳芊芊(花虎)」「月光変奏曲」「春閨夢里人」
待播:「永夜星河」「大理寺少卿遊」「黒白森林」
ほんとは優しいおにいちゃんな男子@黒龍くん【林柏叡リン・バイルイ】
てこブログ2回目登場の黒龍くんこと【林柏叡リン・バイルイ】だ♡
詳しくは「蒼蘭訣」を参照するが良い。
ぃやぁ、今回ももっすごいかっこよかったっす、ルックが♡
開幕時は↑の黒コスチュームで、てこの心臓は不整脈でどうにかなりそうだった。
ところが、その後とんでもないギャップ萌えまでご丁寧にも用意されていた件。
それが↓コレだ。
なんとパステルカラーで登場(3世目)。
なんとも微妙に似合わない。
そこが良い、実に良い。
さらにだ。
これはエモい女媧くんとの友情ムーブ。
これはあれですよね。
黒龍くんには天界での記憶がなく、天界ではわりとスネくれブームだが。
ちーこの頃は病弱で友達もおらず、お相手はもっぱらツインズの双子妹だけ。
でも友情に憧れてたし、実はもっすごい情の厚い男子なんだよね、って事を視聴者に提示しているのだ。
ぱぱの遺志をついで細々とでも3万年も摩羅族を守ってたんだ。
しかも厨二にグレた妹の心配まで。
頑張ったね、偉かったぞ黒龍くん。
微博:林柏叡Charles
1991年6月6日生まれの31歳、185㎝、75kg。
台北文化大学卒業。
ドラマ「我親愛的“小潔癖”」「蒼蘭訣」「盲少爺的小女僕」
映画「射彫英雄伝之九陰白骨爪」「長江妖姬」
待ってました、の男子@天帝【張暁晨/张晓晨チャン・シャオチェン】
てこブログ古参の【張暁晨/张晓晨チャン・シャオチェン】参上♡
しつこいようだが、てこは《張暁晨全球後援会日本支部》の会員No.15であり、過去にいくつものレビューを書いている。
下の方に貼り付けておくので、興味のある方は読むが良い。
さあ、今回は天帝だ。
思った通りヴィランでラスボスだった。
まずは最初から最後までコンスタントに悪さをし、出番があったことを喜びたい。
途中退場ほど虚しいものはない。
危惧していた事、それはだたの悪い人になるのではないか、という事だったが。
実は、危惧した通りになった、と思っていた。
最後の最期、散り際を見るまでは。
動機も企みもわりとしょぼく、
どんなにしたってディンディンには勝てないんだからっ!
とヒロインに罵られた時には、心底思った。
そうだけど
お前が言うなっ(怒)
と。
そんなん、本人が一番わかってる事なんだって。
それでもどうしても麒麟族の長になって六道を率いて行きたかったんだよ。
臥薪嘗胆?
したさ、それもたっぷり。
でもかなわねぇんだよ、弟には。
っていうどうしようもないコンプレックスは感じられた。
しかし、それ以上のもの、特別な何かは見えてこず。
まぁ普通のヴィランかな、と思っていたのだ。
しかしね、散り際の一言。
これはセリフなのかアドリブなのかはわからんが、あの一言で見えてくるもの。
それは弟への愛は確かにそこにあった、という事実だ。
あの一言で、自分の執着をようやく手放せた、そんな風にも感じられる。
てこは、この時既にエピローグのシナリオが頭の中で完成していた。
結果は無惨にも外れたが。
てこの考えたエピローグの方がよっぽど良いと思っている。(てこが見た感想で明らかにしよう)
暁晨は今回の天帝役で一皮剥けた感じがした。
気負いが感じられず、大仰にする事なく自然に演技できていたと思う。
疲れすぎていたのか、はたまた心身ともに充実してた時期なのか、何かが見えて来たのか、そのどれかだろう。
最近は主演映画がブロードキャストされたり、殿下のおかげで話題作への出演も増えた。
本作に至ってはきらきらうふふの愛して愛され劇場なので、間違いなく日本上陸するだろう。
彼の知名度が上がることは間違いないだろう。
”中国俳優名鑑”に載る日も近いという事だ。
微博:張曉晨
1983年9月30日生まれの39歳、182㎝。
石家庄鉄道大学卒業。
2022の生誕記念にまとめ記事を書いている。
それ以降に出演したもののレビューは、
今後の活躍を大いに期待している。
七時吉祥てこが見た感想
健気くんのケナゲな頑張りもあって、天帝の罪は白日の元に晒される事となる。
このタームで最も印象的だったのが、この健気くんだった。
しかし、問題は元神なんだ。
ヒロインの元神は、もともと半分。
ツインズの元神が死んだらヒロインも死ぬ、という究極のジレンマ。
天帝やっつけてそれで終わりにはならない。
てこは、ここで大体の予想をしていて。
それはディンディンの自己犠牲だろう、と。
3世目でも心臓捧げてたしね。
でも7世だって言ってるんだから、もっかい復活するんだろうと。
ヒロインは、3万年前に1世終えてるので既に7世目だしね。
ヒロイン死んだら8世になっちまうから。
問題はその方法だ。
チートアイテムの赤い系は6世目の時に活躍したし、もう一度はない気がする。
他に思い当たるとすれば女媧石か。
と思ってたら、ちゃっかりまた擬人化してたので(女媧石)この線も消えた。
ならばあれしかあるまい。
・・・
と思って見てたのに。
まさかの”説明なし”だった。
振り向いた時のディンディンの泣き顔で有耶無耶にしようという魂胆だった。
まぁそれなりの破壊力のある泣きべそ顔ではあったが。
しかしながら、これで納得できる人っておるの?
幸せエンドなら良いのですか?
なのでここでてこの考えたシナリオを晒すと。
この復活の立役者はヴィラン天帝である。
天帝はツインズの元神を持ったまま散ったため、残されたヒロインの元神も散ってしまった。
それをディンディンの元神で補い、よってディンディンはお隠れになってしまったが。
天帝は、散り散りになったヒロインとツインズの元神を探し出し、ディンディンに与えたのだ。
弟への愛のなせる業である。
つまり、ディンディンとヒロインの元神は取っ替えっこした、という事だ。
この7世目の幸せエンドは天帝の置き土産だったのだ。
って事でどうっすかね。