中国ドラマ『半妖の司籐姫』(原題・司藤/半妖司藤)中国ドラマレビュー:評判通りの面白さだった【張彬彬/张彬彬チャン・ビンビン】【吴俊余ウー・ジュンユ】景甜の華麗なる復活劇を見よ!キャスト情報・あらすじ・感想※ネタバレあり

2023年1月16日

ご訪問ありがとう、てこブログへようこそ。
 
今日は、中国ドラマ『司藤』を紹介するよ。
非常に評判がよろしくていつも高ポイントで気になっていたドラマである。
しかしながら、女主が景甜ジン・ティエンである。
「班淑伝奇」(ハンシュク)「大唐栄耀」(麗王別姫)「大玉兒傳奇」(皇后の記)ほかもまだあるかもしれないが。(記事は書かない、恐らく・ぺこり)
悪い訳ではないが、真っ白いちっさい顔、おっきな丸い瞳、へんな髪型、チャイボーグにしか見えない案件(失礼・ぺこり、ほんとごめんなさい)
失礼ながら、けっこうなアラサーだろうし、今さら感が大きかったのは事実。
 
しかし男主は张彬彬である。
ゲスな役柄が多くて(報われない切ない系もある・念のため)、しかもいつも男②とか③とかであった。
烈火如歌」(如歌)「三生三世十里桃花」(運命の桃花)リライト版はコチラ寂寞空庭春欲晚」(皇帝の恋)
それが①だと喜んだ「秦时丽人明月心」(麗姫と始皇帝~月下の誓い)では超粘着な始皇帝役で、それはそれはいい味出しておったが、話の流れ上、可哀想な荊軻(けいか)役の劉暢リウ・チャンに持ってかれた悲劇。
気を取り直しての新男①ドラマの「小女花不弃」(花不棄)では、またもや男主角でありながら、キャラクターにあまり魅力を感じられない設定&ばかにするにも程があるラスト案件であった悲劇。
Wの悲劇である。
 
で、てこは基本古装が趣味であるのだが、最近その流れも変わってきて。
@鎮魂其の1其の2@ベゴニア其の1其の2其の3其の4其の5@原生@無証などで観かたのコツが解って来た。
いわばワクチンで重症化を防ぐのと同じ理屈である。
なので現代劇だけども、って感じで张彬彬チェックのつもりで見始めたのだが、おもしろい、かなり。
そして↑こんなドラえもんを見ちゃったら、さらなる中華愛に目覚めるのである。
さらに割と早くに退場してしまう女優Aであるが
画像を拡大して見てほしい。
中華な女優の闇を目の当たりにした衝撃である。
 
ところで、邦題の「半妖の司籐姫」であるが。
高橋留美子センセの「半妖の夜叉姫」とかぶってまぎらわしいね。
ちなみに説明しとくと。
中国語の”藤”は日本で言うところの”籐”や”藤”あたりの植物をまとめた表現である。
で、本作の宇宙人は藤の花(紫の)の方ではなくて、籐(ラタン)のDNAであるから。
BSさんが日本放送の際に、「藤の花じゃねぇなぁ、コレ、ラタンだろ」って事で”籐”に変えた、って事だと思う。
中文の漢字と、日文の漢字を同じように考えるのは根本的に間違いであることを明記しておく。
ただ”姫”はいらんね。
てこ的に”姫”はダメワードである。
近頃は”姫”と”シンデレラ”は視聴しない流れである。
 
ってな感じで始めるよ、最後までよろしく!

司藤ってどんなドラマなん?

サイエンスフィクションSFです、一言で言うと。
 
司藤(景甜 飾)は宇宙人である。
秦牙(张彬彬 飾)が旅の途中、車ごと崖から落ちて死ぬのだが、その流れた血で長い眠りから覚める司藤。
目覚めた司藤が秦牙を甦生させ、主・司藤、下僕・秦牙、という主従関係で物語は進む。
 
まずは、男主、と行きたいとこだけど、
それを差し置いて伝えたいのは司藤が美しい、案件である。
なんとも、てこが彼女をほめたたえる日がこようとは、夢にも思わんかった。
景甜と言えば
こんな変な髪型しか思い浮かばなかったが
完全に上書きされたよね、グッジョブ。
こんな姿勢は、下腹をへこますために息を止めてなきゃならないからNGである、てこなら。
二重顎にならないように斜め上を見上げてなきゃならない、てこなら。
完璧なるプロポーションを全編に渡り見せつけられる。
 
しかもうるさくない。
これは重要ポイントである。
彼女は宇宙人でDNAは籐(ラタン)であるから、人の心(愛)などは到底理解できないし、うれしいとか優しさとかない。
笑わない、きーきー文句も言わない、さめざめ泣いたりもしない。
それなのに、である。
秦牙に「好きだ」と言われて、表情はかわらないのに、↓
おわかりか?頭に花が咲いとる。
嬉しくって周りの花まで咲かしちゃった。
なんということか、女に萌えてしまったてこである。
 
”復活”とは作中で司藤が生き返る、という事ではなく伝えたかったのは”女優景甜”の復活という事である。
ん、別に退場したわけではないのだが、まぁ、てこの中では退場済であった。(失礼・ぺこり)
 
加えて、↑の画像で少し察したと思うが映像が非常に美しい。
ロケ地も美しい。
雲南省・ナパ(納岶)海とか言うところらしいが、これがまたすんばらしい(語彙力、、、)
行きたい、コロナ落ち着かなくても行くことに決めた。
そして現代でも尚も悪さをする曼陀姐さんを発見した。
口角をにゅっとあげての「ははははーーーー」はいまだご健在。
皆に愛されてる曼陀姐さん、いつの時代でも期待に違わずいい仕事をしております。

司藤てこ監修”イケメン備忘録”

かわいいあいつ男子@秦牙【张彬彬(張彬彬)チャン・ビンビン】

非常に良かったですね、彼。
例えば、ツンデレCEOだったり、ツンデレ御曹司だったりしたら、恐らく見なかったであろう、いくら张彬彬でも。
今回は、下僕なので虐げられたり、ひどいこと言われたり、されたりしてる。
始めはその横暴さに嫌気がさして逃げたりするんだけど、一定の距離を離れると体に重大な変化が現れるもんだから、離れられない。
そのうちに、司藤の優しさに気付き好きになってゆくのだが、その変化が良く表現されており、なんだかてこまでキュンと初恋を思い出したりはしなかったが、いい気分だった。
 
さすがに②や③で苦渋を舐めてきただけあり、演技が上等なのだと再確認。
顔が大きいだの、唇が分厚いだの、いろいろ言われてるが、頑張り屋さんの彼である。
寒くて湿気の多い崖の上で3時間横になり続けたり、高所の森撮影では高山病になりながらも酸素ボンベで頑張れる有能な役者なのである。
 
どのシーンを取っても、変なショットがなくて(結構あるんですよ、ここ手抜いたな、とかわかっちゃうシーン)制作陣や彼がパフォーマンスに対して非常に真摯に向き合っているのではないか、と感じる。
髪型は3種類くらいだっかな。
本編の時に少し変わって、数年後エピがあるのでその時にまた少し変わる。
すこしウェービーなのがお気に入り。
 
1993年1月19日生まれの28歳、180㎝70㎏。
上海戯劇学院演劇学科卒業。
本名である。
最近は役作りなのか、ダイエットなのか知らんが絞ってきているようだ。
たしかにしゅっとしてきてイケメン度が上がった気がする。
 
@花不棄のときは心底がっかりしたが、本作司藤で主角でも十分に通用することが証明されたであろう。
今後は主角街道を突っ走るのであろうな、、、遠い目。
巣立つ我が子を見送る親鳥の気持ちである。

NEWカマー紹介【吴俊余ウー・ジュンユ】

@熱血同行で見たことあるのだが(記事は気長に待ってほしい、まだ途中)
何、このメガネ。
かわいずぎでしょ♡
さほど重要でもないし、割ときゃーきゃーうるさめのキャラクターなのだが。
メガネはこの上なくかわいらしいのだが、メガネなしの時もあり。
荒ぶる案件です。
カモンメガネ!
モアメガネ!である。
 
@熱血同行
@笑傲江湖にも出てるって調べもあるけど、全然記憶にない。
もしかして2013年版(霍建華)のほうか?
そっちだともっと記憶にない。
 
天雷一部之春花秋月(春花秋月~初恋は時をこえて~)
ではもしかして②か。
報われない枠であろうか、ならばチェックしないと。
だが、邦題・副題見る限り見たらダメなヤツじゃなかろうか。
荒ぶっちゃうヤツじゃなかろうか。
心の平穏の為見ない方が無難かもしれない。
1993年3月7日生まれの28歳、177㎝、ん?ほんとか?もっとちっさい気がするけれど。
素人参加型オーディション番組で目に留まってデビュウのもよう。
どうだろう、売り方にもよるけど。
もしかしたら来るかもしれないNEWカマーって事で記しておく。

司藤てこが見た感想

画期的なラストである。
選択肢により2種類のラストが用意されている。
いまだかつてないラストである。
 
主角のふたりは相思相愛ではあるものの、ラヴ一辺倒ではなくストーリーが絶妙であり緻密である。
印象的なシーンやセリフも多々あり、割と感心した。
めんどうな三角関係などもないし、終盤まで謎解きは疑問符のままである。
しかし最後には「なるほど、そーゆーことか」としっかり納得できる。
 
CPぶりも若い子には到底無理だろうと思わせるような落ち着きがあり、最期までいたわり合うふたりが切なくて非常に美しい。
 
全編に渡り、美しい衣装、美しい背景、で「籐(ラタン)」という統一した作品観があったように思う。
日本に来るかはわからないが、ぜひ多くの人に見て頂きたいなぁ、と思った作品であった。